カテゴリー別アーカイブ: 税務

消費税インボイスの負担軽減策 動画と資料公表―日商・財務省

日本商工会議所は、財務省の協力を得て令和5年度の税制改正で講じられる消費税インボイス制度の負担軽減策と電子帳簿等保存法における電子取引データ保存制度の緩和策等の2つについて、両制度の担当者が分かりやすく解説した動画とその説明資料を公表した。 続きを読む

グローバル・ミニマム課税導入 IFRS任意適用会社に影響も

グローバル・ミニマム課税の導入を踏まえ、国際会計基準審議会(IASB)は1月9日、IASB公開草案「国際的な税制改革―第2の柱モデルルール(IAS第12号「法人所得税」の修正案)」を公表している(3月10日まで意見募集)。公開草案では、IAS第12号の要求事項に対する一時的な例外規定として、法人所得税に係る繰延税金資産及び繰延税金負債に関しては、企業は認識することを要しないこととする取扱いを定めている。 続きを読む

R5年度税制改正法人税(4) 研究開発税制の見直し・延長

研究開発投資のインセンティブ強化に向けた見直しは、中小企業技術基盤強化税制においては次のように行われ、適用期限が3年延長される。【控除率】[増減試験研究費割合>12%]12%+(増減試験研究費割合-12%)×0.375 [増減試験研究費割合≦12%]12%(一律) 【控除上限】控除税額の上限に、当期の法人税額の10%を上乗せする。 続きを読む

R5年度税制改正法人税(3) 研究開発税制拡充へ見直し

イノベーションの源泉である研究開発投資は「成長と分配の好循環」に極めて重要であるとの観点から、投資へのインセンティブが一層強化される。一般型の控除率カーブでは試験研究費の増加率に応じたメリットをさらに高める一方、控除率の下限は引き下げ、メリハリある見直しを行う。 続きを読む

R5年度税制改正法人税(2) オープンイノベ促進税制拡充等

今般の改正ではスタートアップ・エコシステムの抜本的強化が最重要課題であることに鑑み、オープンイノベーション促進税制についてはM&Aに適用できるよう、ニューマネーを伴わない既存株式の取得も対象とすることとなった。 続きを読む

ミニマム課税で当面の取扱い案 税効果は改正前の税法で

企業会計基準委員は2月8日、実務対応報告の公開草案となる「グローバル・ミニマム課税に対応する法人税法の改正に係る税効果会計の適用に関する当面の取扱い(案)」を公表した(3月3日まで意見募集)。 続きを読む

R5年度税制改正法人税(1)暗号資産の評価の見直し

暗号資産には活発な市場が存在しているが、内国法人が有する暗号資産は期末に時価評価され、評価損益は課税対象となっている。まだ担税力のない法人にも課税され、ブロックチェーン技術を活用した起業や事業開発を阻害しているとの指摘があるほか、企業の海外への流出を促す結果となっている。そのため今回の改正では、以下の要件に該当する暗号資産は期末時価評価課税の対象から除外することとなった。法人税法上は原価法での評価となる。 続きを読む

相続税評価の通達改正に向け 第1回有識者会議を開催

国税庁はこのほど、「マンションに係る財産評価基本通達に関する有識者会議」を開催した。 続きを読む

国外財産保有7割が東京局管内 令和3年調書提出状況―国税庁

国税庁は令和3年分(12月31日時点、4年6月末まで提出分を集計)の国外財産調書の提出状況を発表した。それによると、総提出件数は1万2109件、総財産額は5兆6364億円だった。 続きを読む

R5年度税制改正資産税(2) 生前贈与の相続加算期間延長等

暦年課税でも資産移転の時期に対する中立性を高める観点から、相続開始前の暦年課税贈与における、相続財産に加算する生前贈与の期間が7年へと延長される。延長した4年間に受けた贈与については、過去に受けた贈与の記録や管理の事務負担を軽減するため、計100万円までは加算しない。令和6年1月1以後の贈与から適用。加算期間は令和9年1月以後に順次延長され、7年となるのは令和13年1月以後。 続きを読む