厚生労働省は、令和7年度において「山脈型キャリアモデル普及促進モデル事業」の公募を開始した。本事業は、介護職員の多様なキャリアパスを構築し、職場への定着促進と離職防止を目的としている。「山脈型キャリアモデル」とは、従来の単線的なキャリア形成とは異なり、複数の到達点を持つ多様なキャリアパスを指す。職員の意向や事業所のビジョンを踏まえ、個々のキャリア形成を支援するもの。 続きを読む
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現在に合わせた労働者性の定義 法整備に向けた検討会開催
厚生労働省はこのほど、第1回「労働基準法における『労働者』に関する研究会」を開催した。本研究会は、多様化する働き方や社会構造の変化を踏まえ、現行の「労働者」の定義やその判断基準の見直しを目的とする。以下検討課題を挙げてみた。 続きを読む
医療法等改正による通知改正 透明性・信頼性の向上へ
厚生労働省は「医療法施行規則及び地域医療連携推進法人会計基準の一部を改正する省令」等を公布し、医療法人制度に関する複数の通知を改正した。これにより、医療機関の運営や法人認定制度に関する要件が見直され、4月1日より以下の主な改正概要により、施行されている。 続きを読む
育児・介護休業法が改正 4月1日から段階的に施行
従業員の仕事と育児・介護の両立支援のため、育児・介護休業法が改正され、来年4月1日から段階的に施行される。今回の改正で特に重要なのは、以下の3点である。 続きを読む
成年後見制度利用促進に向け 基本方針への中間検証まとまる
令和7年3月、厚生労働省は「第二期成年後見制度利用促進基本計画」に関する中間検証の結果を公表した。これは令和4年度から8年度までの5年間で成年後見制度の活用を進めるための進捗確認であり、制度の見直しや現場の課題が整理されている。現在、法制審議会において制度改正の検討が進んでおり、将来的にはより柔軟で利用しやすい制度となる見通しだ。 続きを読む
職業情報提供サイトリニュアル 500超の職業情報見える化
3月18日、厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」がリニューアルオープンした。このサイトでは、500を超える職業情報を「見える化」し、進路選択や就職活動、企業の採用活動、人材育成などを支援するものである。今回のリニューアルにより、使いやすさがさらに向上した。 続きを読む
男女間賃金差異分析ツール公開 他社平均データ比較で改善へ
厚生労働省は、中小企業を中心に、自社の男女間賃金差異の要因を分析できる「男女間賃金差異分析ツール」を作成し公開した。このツールを活用することで、自社の賃金差異を把握し、女性の更なる活躍に向けた課題を把握できる仕組みとなっている。 続きを読む
医療法人等の事業報告書等提出 4月よりシステム変更
医療法人及び地域医療連携推進法人は、毎会計年度終了後3ヶ月以内に事業報告書等を都道府県知事に届け出る必要がある。従来は紙媒体で提出していたが、令和4年3月31日以降に決算期を迎えた法人については、医療機関等情報支援システム(G-MIS)へ電子媒体としてアップロードする方法が可能となった。これにより、提出作業の負担軽減や迅速な情報共有が図られている。また、都道府県知事は、請求があった場合には事業報告書等を閲覧に供することが義務付けられているため、この閲覧方法についても、令和5年4月1日よりインターネットを活用した形に変更され、利便性が向上している。 続きを読む
対応が迫られるカスハラ問題 関係省庁が連携して防止対策
近年、顧客、取引先等からの著しい迷惑行為であるカスタマーハラスメントが問題化しており、その対策を強化する必要性が高まっている。政府は、関係省庁が密接に連携し、同ハラスメントの防止対策を総合的かつ効果的に推進するための関係省庁連携会議を設置した。 続きを読む
育児・介護関連2法が改正 より働きやすい環境整備求む
2025年4月1日から、育児・介護休業法と次世代育成支援対策推進法が改正される。本改正は、育児や介護をしながら働きやすい環境の整備、仕事と育児の両立支援の強化が目的とされている。 続きを読む