月別アーカイブ: 2018年6月

調査着手174件、告発率7割 29年度の査察概要―国税庁

国税庁は29年度の査察の概要を公表した。同年度は▽消費税の輸出免税制度などを利用した消費税受還付事案や、自己の所得を秘匿し申告しない無申告ほ脱事案▽国際事案や太陽光発電関連事案など近年の社会情勢に即した事案―に対して積極的に取り組み、消費税受還付事案と無申告ほ脱事案では過去5年間で最多の告発をした。 続きを読む

Weeklyコラム キャッシュレス決済

知人が中国へ観光旅行に行って来たので、その感想を聞いた。「外国通貨を準備して行ったけれど、ほとんど使う機会が無かった。例えば、タクシーに乗ったら、お釣りが無いので現金は困ると言われた」という。

今や、日本でもクレジットカードや電子マネー等で現金を使わないキャッシュレス決済の比率が2割程度だ。韓国は9割超、欧米は平均4~5割と聞く。従って、来日する外国人旅行者が、キャッシュレス決済が出来ない店舗に不満を持つそうだ。日本でもキャッシュレス決済を4割程度にする事が、政府の方針として報道されている。

さて、外国人旅行者の利便性を除いて、日本をキャッシュレス社会にする緊急性があるのか。もちろん、交通機関料金やネット通販の決済等における利便性は否定しない。しかし、商店街で野菜・魚・惣菜等を買ったり、食堂を利用したりするような場合にもキャッシュレスを強制する必要があるのか。近い将来、商店へ行って、現金を差し出す事が恥かしくなるような社会になるかもしれない。寺社の賽銭、街角の募金、お年玉、冠婚葬祭等もキャッシュレスになるかもしれない。

しかし、筆者の考えでは、昔から紙幣や硬貨の材質・デザインに拘る日本人のキャッシュレス化の進展は外国に比べて遅いと思っている。

認定支援機関の補助金不正受給 早期改善支援の手続き見直しへ

経済産業省は、6月22日付で補助金交付等の停止措置を講じた。概要は以下の通り。 続きを読む

JPBM民事信託検討会開催 実務課題を検討、活発な議論に

先般、第18回JPBM民事信託検討会が開催されました。案件が増加する中、専門家には、「スキーム立案」「契約書作成」「事案フォローアップ」等の高い基礎力と、事案を的確に捉える実務力が必要です。参加会員から挙げられた実務課題および論点を踏み込んだ議論の結果として、角度の高い提案に結び付けます。

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減らない職場での熱中症 夏を控えさらなる注意が必要に

高温多湿な環境下で体内の水分と塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻すると発症する熱中症。めまいや吐き気だけではなく、意識障害や痙攣、場合によっては死に至る危険な疾病だ。平成22年には職場における熱中症で47人もの死亡者が出ている。厚生労働省は平成29年の「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」を公表した。29年の職場での熱中症による死傷者(死亡・休業4日以上)は544人となり、対前年比82人増加した。また、そのうち死亡者は14人で、2人増える結果となった。 続きを読む

設備投資額、当初計画では微減 今年度、中小製造業―日本公庫

日本政策金融公庫は4月に中小製造業を対象に設備投資動向調査を実施。2018年度の国内設備投資額が、当初計画では17年度実績を3.6%下回るとの調査結果を明らかにした。ただし、前年同時期に策定された17年度当初計画と比較すると、これを10.8%と2ケタも上回る。 続きを読む

リース会計をエンドースメント JMIS第6弾の改正案が公表

企業会計基準委員会は6月18日、第6弾となる修正国際基準(JMIS)の公開草案を公表した(9月7日まで意見募集)。 続きを読む

インボイス通達の制定―国税庁 適格請求書等保存方式の取扱い

国税庁はこのほど、「消費税の仕入税額控除制度における適格請求書等保存方式に関する取扱通達」を制定し、合わせて申請書等の様式やQ&Aも公表した。 続きを読む

事業承継問題の調査 二極化傾向に-企業家同友会

中小企業家同友会全国協議会において2018年1月~3月期景況調査が行われ、オプション設問で「事業承継問題」が取り扱われた。回答数は938件。 続きを読む

空き地対策の先進事例 提案を募集し補助―国交省

国土交通省では、「空き地対策の推進に向けた先進事例構築モデル調査」について提案を募集し、各団体が行っている地域における空き地の状況把握や利活用等を促進する先進的な取組の支援を開始する。諸団体や民間事業者、自治体等が単独もしくは連携して行っている先進的な取組に対し、その費用の一部を支援する。 続きを読む