カテゴリー別アーカイブ: JPBM DailyNews

SSBJ基準による開示が困難 市場関係者の指摘があれば対応

サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は「サステナビリティ開示基準の適用(案)」等(SSBJ基準)に対して寄せられたコメント対応を行っているが、SSBJ基準が決定してから強制適用までの見直しをどうするかが1つの論点となっている。現時点では、早くても時価総額3兆円以上のプライム上場企業を対象に2027年3月期から強制適用となるため、SSBJ基準決定から適用まで少なくとも2年間のタイムラグがあるからだ。 続きを読む

R7年度税制改正大綱(2) 生命保険料控除等等子育て支援

令和7年度税制改正大綱において、高校生年代の扶養控除の見直しと併せて行うものとしていた以下の子育て支援税制は、それぞれ1年間の時限的な措置となった。 続きを読む

企業倒産、昨年1万件超え 物価高・人手不足で11年ぶり

東京商工リサーチがこのほど発表した2024年の企業倒産件数(負債総額1000万円以上)は、前年比15.1%増の1万6件と、13年(1万855件)以来11年ぶりに1万件を上回った。物価高や人手不足に伴う人件費高騰などのコスト増が企業収益を圧迫し、幅広い業種で倒産件数が増えた。倒産件数は3年連続で前年を上回った。 続きを読む

生涯現役経営者の厳しい環境 小企業の事業承継アンケート

日本政策金融公庫総合研究所はこのほど、「小企業の事業継続に関するアンケート」を実施した。後継者の有無、事業の売却や譲渡の意向、生涯現役の意向をもとに60歳以上の高齢経営者を分類すると、「承継希望経営者」が72.6%、働けるうちは経営を続けたい「生涯現役経営者」は21.6%、一定年齢で経営をやめたい「引退希望経営者」は5.8%となった。 続きを読む

Weeklyコラム 経営計画策定の効果

経営改善計画、経営革新計画、資金計画等、経営に関する計画策定は多種多様である。あまりにも多くの計画作成を求められる為か、特に中小企業経営者の一部には、「計画を作ってもその通りになる訳ではない」と拒絶する方もいる。 続きを読む

固定資産税の課税標準価額巡り 固定資産評価基準で算定を

請求人は、所有権移転登記(本件登記)を受けた各土地(本件各土地)には、本件登記の時に固定資産課税台帳に登録された価格(台帳価格)があったとして、当該価格をもって登録免許税の課税標準たる価額とすべきである旨主張。 続きを読む

業績に「マイナス」28.1% トランプ政権に関する企業調査

米国ではトランプ政権が近く発足する。東京商工リサーチが昨年12月に実施した「トランプ次期大統領に関するアンケート調査」結果によると、トランプ氏が米大統領に就任することで、業績面に「マイナス」と回答した日本企業は28.1%で、「プラス」と回答した企業(8.6%)を19.5ポイント上回った。 続きを読む

日本スタートアップ大賞募集 次世代型イノベーションに授与

経済産業省等は現在、「日本スタートアップ大賞2025」の募集を行っている。この募集制度は、次世代のロールモデルとなるような影響力のある新事業を創出した起業家やスタートアップを表彰するもの。起業に挑戦することの重要性を広く浸透させ、起業家の社会的評価を高め、社会全体の起業意識を高揚させることを目的としている。 続きを読む

障害者雇用状況を公表-厚労省 民間企業の採用は過去最高

厚生労働省では、このほど、令和6年の「障害者雇用状況」集計結果を取りまとめ公表した。障害者の雇用の促進等に関する法律で、事業主に対し常時雇用する従業員の一定割合(法定雇用率2.5% ※昨年3月までの法定雇用率は2.3%)以上の障害者を雇うことを義務付けているが、民間企業の場合、雇用障害者数は67万7,461.5人(対前年比5.5%増加)で21年連続、実雇用率は2.41%(対前年比0.08ポイント上昇)で13年連続いずれも過去最高を記録した。 続きを読む

トランプ新政権通商政策に注目 12月の景気観測調査―同友会

経済同友会は、2024年12月(第151回)の景気定点観測アンケート調査結果(調査期間12月9~18日)を公表した。1月20日に発足する米国トランプ新政権が実施するとみられる政策や方針のうち、日本経済に対するリスクと考えられるものをインパクトの大きい順にお選びください(3つまで)と尋ねたところ、最も大きいとされたのは「関税をはじめとする通商政策」(70.8%)が圧倒的多数で、次いで「米中対立の激化」(11.8%)、「東アジアにおける安全保障の枠組みの見直し」が続いた。 続きを読む