カテゴリー別アーカイブ: 会計

防衛特別法人税の税効果会計 ASBJが補足文書を公表

企業会計基準委員会(ASBJ)は2月20日、補足文書「2025年3月期決算における令和7年度税制改正において創設される予定の防衛特別法人税の税効果会計の取扱いについて」を公表した。令和7年度税制改正では、防衛費の財源として新たに防衛特別法人税が創設される運びとなっているため、3月期決算会社向けにその取扱いを明らかにしたものである。 続きを読む

サステナビリティ保証業務 上場会社監査と同様の規律

金融庁に設置された「サステナビリティ情報の保証に関する専門グループ」の会合が2月12日に開催された。昨年12月開催の「サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するワーキング・グループ」において、専門グループを設置し、日本において保証基準を作成するとされていたものである。 続きを読む

リースに関する注記が見直しへ 法務省が会社計算規則案を公表

法務省は2月5日、会社計算規則の一部を改正する省令案に関する意見募集を開始した(3月6日まで意見募集)。企業会計基準委員会(ASBJ)が令和6年9月13日に公表したリース会計基準等を踏まえた見直しである。 続きを読む

政策保有から純投資目的に変更 理由や株式売却方針等を開示  

「企業内容等の開示に関する内閣府令」が1月31日に公布された。今回の改正は、金融庁が令和5年度の有価証券報告書レビューにおいて、「株式の保有状況」の開示のうち、いわゆる政策保有目的から純投資目的に保有目的を変更した株式の開示状況を検証したところ、実質的には政策保有株式を継続保有していることに変わりがない状況が見受けられたことから開示の見直しを行うというもの。 続きを読む

アスカ監査法人に懲戒処分 6か月の新規契約を停止

金融庁は1月17日、アスカ監査法人(東京都港区)に対し、契約の新規の締結に関する業務の停止6月(令和7年1月20日~令和7年7月19日まで)及び業務改善命令とする懲戒処分を行った。すでに契約している上場会社の監査は引き続き実施することはできるが、新たな監査契約は6か月間締結することができない。なお、同監査法人は、令和6年11月1日時点で17社の上場会社の監査を行っている。 続きを読む

SSBJ基準による開示が困難 市場関係者の指摘があれば対応

サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は「サステナビリティ開示基準の適用(案)」等(SSBJ基準)に対して寄せられたコメント対応を行っているが、SSBJ基準が決定してから強制適用までの見直しをどうするかが1つの論点となっている。現時点では、早くても時価総額3兆円以上のプライム上場企業を対象に2027年3月期から強制適用となるため、SSBJ基準決定から適用まで少なくとも2年間のタイムラグがあるからだ。 続きを読む

後発事象の特例見直しは先送り 実務指針の会計部分は移管へ

企業会計基準委員会は、企業会計基準諮問会議の提言を踏まえ、開発を停止していた後発事象に関する会計基準の開発を再開することを決めたが、問題となるのは日本独自の特例的な取扱いの見直しだ。 続きを読む

金融資産の消滅範囲を明確化へ ASBJの新規テーマに

企業会計基準委員会(ASBJ)は12月25日、企業会計基準諮問会議から提言のあった「譲受人が特別目的会社(SPC)である場合の金融資産の消滅範囲の明確化」について、同委員会の新規テーマとすることを決めた。金融商品専門委員会で対応する。 続きを読む

サステナビリティの保証 担い手は監査法人に限定せず

金融審議会に設置された「サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するワーキング・グループ」の5回目の会合がこのほど開催され、サステナビリティ保証制度などについて検討した。 続きを読む

事業協同組合の出資持分価 財基通196の評価が相当

請求人は、その主張する相続により取得した事業協同組合の出資持分の価額は、当該組合の定款に定める脱退組合員の払戻金を根拠として組合員の間でも適正価額として流通していたものであるから、当該価額をもって評価すべき旨主張。 続きを読む