古来、「只今お届けします」と言って中々届けない問屋をことわざで「問屋(といや)の只今」と言った。事業者に原材料や商品等を配送する業務も増えているが、家庭等に商品を届ける宅配はさらに増えている。これまでは個人が買物をすると家まで持ち帰る事が通常であったが、通販に代表されるように、販売後の配達が急増している。 続きを読む
月別アーカイブ: 2017年12月
不動産は留置権の目的物に相当 原審に続き上告を棄却―最高裁
生コンクリート製造等の会社である上告人は18年、一般貨物自動車運送事業等の会社である被上告人に対し所有する土地を賃貸し引き渡した。同契約は26年、上告人からの解除で終了したが、被上告人はその前から上告人に対し、上告人との間の運送委託契約によって生じた弁済期にある運送委託料債権を有していた。上告人が被上告人に対し、所有権に基づく土地の明け渡し等を求める事案で、最高裁第一小法廷は原審に続き上告を棄却した。 続きを読む
全国地方銀行の中間決算 業務純益のマイナス基調続く
全国地方銀行協会はこのほど、地方銀行2018年度中間決算の概況をまとめ発表した。要旨は以下の通り。 続きを読む
原処分の一部を取り消す 代表取締役の役員給与―審判所
請求人が法人税の所得金額の計算上、損金の額に算入した代表取締役に対する役員給与の額について原処分庁が、不相当に高額な部分の金額があり、同金額は損金の額に算入されないなどとして更正処分等をした。請求人が代表の職責を考慮せずに行われた原処分は違法などとしてその一部の取り消しを求めた事案で国税不服審判所は4月25日付で、法人税の各更正処分・過少申告加算税の各賦課決定処分、復興特別法人税の更正処分・過少申告加算税の賦課決定処分をいずれも一部取り消すとともに、その他の原処分に対する審査請求には理由がないとして棄却した。 続きを読む
中小企業の事業承継を集中支援 新経済政策パッケージ―政府
政府はこのほど閣議決定した新しい経済政策パッケージに中小企業・小規模事業者等の生産性革命を盛り込み、その一環として事業承継を集中支援する方針を示した。 続きを読む
雇用障害者数 14年連続で過去最高を記録
障害者雇用促進法は常時使用する労働者のうち、一定割合以上の障害者を雇用することを義務付けている。民間企業においては、2.0%の法定雇用率が定められている。つまり、常時使用する労働者数が50人以上の企業が対象となる。 続きを読む
H30年度税制改正大綱(1) 所得税控除・基礎控除の見直し
自民・公明両党はこのほど、30年度税制改正大綱を取りまとめた。今回から8週にわたって、その概要を解説する予定。個人所得課税の見直しについては具体的な方針が決定し、多様な働き方の拡大を受けて、どのような所得にでも適用される基礎控除に、負担調整の比重を移していくこととなった。 続きを読む
マイナス金利の割引率 当面の間、“ゼロ”の利用も可
企業会計基準委員会は12月7日、実務対応報告公開草案第54号「実務対応報告第34号の適用時期に関する当面の取扱い(案)」を公表した。2月7日まで意見募集を行い、3月末までに正式決定する。 続きを読む
所有者不明土地問題現状と対応 研究会がシンポジウム開催
所有者不明土地の実態とその問題、今後の対応のあり方についてのシンポジウムが開催される(主催:(一財)国土計画協会 共催:国土交通省他)。地価の下落や地縁・血縁関係の希薄化等により、所有者不明土地が発生しており、公共事業や民間の都市開発事業、農地、森林、国土管理や災害復旧の現場などで探索コスト負担等、多くの悪影響が生じている。本シンポジウムでは、所有者不明土地問題研究会の検討成果を紹介するとともに、本問題の今後の対応の在り方等が報告される予定。 続きを読む
被相続人は借地権を有さず 請求人の主張を認める―不服審
審査請求人らが相続税の申告を行ったところ原処分庁が、そのうちの一人が所有する土地上に被相続人が借地権を有しており、借地権の価額が相続税の計算の基礎となる課税価格に算入されていないとして相続税の各更正処分等を行った。 続きを読む