全国地方銀行協会はこのほど、地方銀行2018年度中間決算の概況をまとめ発表した。要旨は以下の通り。
◎損益に関して【コア業務純益】資金利益、役務取引等利益が前年同期とほぼ同水準、その他業務利益(金融派生商品収益等)が減少し、コア業務純益は前年同期比▲3.7%(▲204億円)の5,359億円。【業務純益】コア業務純益の減少に加え、国債等債券関係損益が損超に転じたことから、業務純益は▲13.9%(▲856億円)の5,316億円。【経常利益】株式等関係損益の益超幅の拡大、不良債権処理額の減少により、経常利益は+0.1%(+5億円)の6,650億円で中間純利益も4,817億円(+2.6%)。
◎資産・負債に関して【貸出金】192兆7,878億円(+7兆5,256億円[+4.1%])【有価証券】70兆6,517億円(▲4兆7,082億円[▲6.2%])【預金】255兆1,850億円(+6兆8,118億円[+2.7%])
◎自己資本比率【国際統一基準行(10行)】14.65%(+0.31%ポイント)【国内基準行(54行)】10.03%(▲0.18%ポイント)。不良債権額(金融再生法開示債権額)は3兆4,464億円(▲2,784億円[▲7.5%])。
■参考:一般社団法人全国地方銀行協会|地方銀行2017年度中間決算の概要|
http://www.chiginkyo.or.jp/app/contents.php?category_id=7