月別アーカイブ: 2014年11月

ASEANでは利益予想が悪化 中小企業の海外現地法人の業況

日本政策金融公庫中小企業事業本部が実施した「取引先海外現地法人の業況調査」によると、東南アジア諸国連合(ASEAN)は、足元の損益が悪化、今後1年間の利益予想で「増加」と回答した企業は59.1%と比較的高い水準を示したものの、25年8月の前回調査から7.0ポイント減少した。 続きを読む

安価なシステムによる底辺拡大 専門システムの販売量拡大戦略

今回はアイデアレベルであるが事例を考えてみた。IT関連のシステムで肥大化したサーバ内のデータ削除を容易にする製品ができている。価格が100万円以上に設定されており、中小企業では高いイメージがある。データ削除のほか、多くの付加価値が含まれているが、ユーザは当面データの削除だけでも安く提供してもらえないだろうかと考える。この場合、削除だけを行う簡単で安価な商品と分離して、連携ができれば、高機能システムの販売に相乗効果が生まれると考えられる。 続きを読む

年金事務所の対応 事業所への立入検査まで拡大

年金事務所による社会保険未加入企業への加入促進についてはすでに触れたところだが、これまでは文書を送付し、指定期日に指定書類を持参の上調査を受けるように求めることが多かった。加入済み企業においても、算定基礎届提出の際に加入漏れの者がいないかどうかを確認するために調査を行うなど、様々な方法で加入促進を進めているところだ。 続きを読む

調査・研究報告書を公表 各国の相続法制―法務省

法務省は、各国の相続法制について調査・研究した報告書を公表した。日本の相続法制のあり方について、法整備の必要性などを検討するために公益社団法人商事法務研究会に委託したもので、複数国での比較法的視点に基づく基礎資料を収集するのが目的。 続きを読む

中国最新経済事情セミナー ジェトロ事務所長が報告

ジェトロではこのほど、中国のマクロ経済動向と今後の見通し、日本企業の進出動向、経済発展のトップランナー地域である華東・華南地域の最新事情などについて、ジェトロの在中国3事務所長を講師とするセミナーを開催する。 続きを読む

Weeklyコラム 経営者の苦労と喜び

寺田寅彦の随筆に、次のような一節がある(『柿の種』岩波文庫)。「鳥や魚のように、自分の眼が頭の両側についていて、右の眼で見る景色と、左の眼で見る景色と別々にまるでちがっていたら、この世界がどんなに見えるか、そうしてわれわれの世界観人生観がどうなるか」同様に、人が何かを観察する場合も、同じ物でも見る部分や方向によって全く違う感想を持つだろう。 続きを読む

原判決破棄、1審判決取り消す 返還拒否は許されない―最高裁

公序良俗に反する無効な契約により給付を受けた金銭の返還について、同給付が不法原因給付に当たることを理由として拒否できるかどうかが争われた事案で最高裁第三小法廷は、拒むことは信義則上許されないとし、不法原因給付を認容、返還請求を棄却した原判決を破棄するとともに、第1審判決を取り消した。 続きを読む