月別アーカイブ: 2016年5月

熊本地震で有報の期限延長が可 被災企業の決算発表延期も容認

金融庁はこのほど、熊本地震の影響により、有価証券報告書、四半期報告書、半期報告書について、期限までに提出できない場合には、財務局長等の承認により提出期限を延長することができる旨を明らかにした。臨時報告書についても、地震による不可抗力で作成自体が行えない場合には、当該事情が解消した後、可及的速やかに提出することで、遅滞なく提出したものと取り扱うとしている。 続きを読む

2016年小規模企業白書 現状と成功事例を紹介-中企庁

中小企業庁は先般、既報の中小企業白書と併せて2016年版小規模企業白書を公表した。小規模企業振興基本法に基づく年次報告で、今回が2回目となる。第1部では、低水準が続く業況と人手不足、個人事業者の廃業による事業者数の減少といった現状を挙げつつ、商圏の拡大、高い比率のインターネット受注、経営計画の作成、人材育成への取組が売上につながることを示唆。一方で、小規模事業者は自治体規模によらず人口に比例して一定数存在すること、地方都市や郡部の町村ほど地域経済への貢献度が高いことを示した。 続きを読む

人材活用支援ハンドブック 中小企業庁が作成―第2弾

中小企業庁は中小企業・小規模事業者向け支援策の一環として「人材活用支援ハンドブック」をまとめた。支援ハンドブックとしては1月に発行した「輸出支援ハンドブック」に続く第2弾となる。同ハンドブックは「人材を探す」、「職場の魅力を伝える」、「仕事を続けやすい職場をつくる」、「人材を活用する」、「人材を育てる」の5つのカテゴリーを設け、それぞれのカテゴリーで中小企業・小規模事業者の人材活用を応援する支援策を紹介。支援策の窓口と電話番号を掲載し、支援策を詳しく紹介しているサイトのQRコードも付いているので、スマートフォンで簡単にアクセスできる。 続きを読む

観光地のバリアフリー化を促進 国交省が評価ツール作成

国土交通省は、観光地のバリアフリー化の評価法をまとめた報告書を公表した。近年、外国人観光客の増加が著しい観光地の中からモデル地域として奈良、富山、石川の3県を選び、実地調査を行って情報を収集・分析し、多様なニーズに対応できるバリアフリー評価ツールを作成した。 続きを読む

Weeklyコラム 売掛金の回収

商品を掛けで仕入れて代金を支払うこと(買掛金の決済)は苦労であるが、反対に商品を他所に卸して代金を頂くこと(売掛金の回収)もなかなか難しいものである。 続きを読む

平成27年度における 有効求人倍率公表

厚生労働省は平成27年度のハローワークにおける有効求人倍率を公表した。それによると、27年度の平均有効求人倍率は1.23倍で、前年度比0.12ポイント上昇となった。有効求人倍率は年度の後半にかけて上昇傾向にあり、年度の最終月である平成28年3月における有効求人倍率は1.30倍となっている。 続きを読む

定額法に変更でも監査上は妥当 税制改正で実務対応報告案公表

平成28年度税制改正を契機として、建物附属設備及び構築物の減価償却方法を定率法から定額法に変更する企業が多いことを踏まえ、企業会計基準委員会は4月22日、実務対応報告「平成28年度税制改正に係る減価償却方法の変更に関する実務上の取扱い(案)」を公表した(5月23日まで意見募集)。今回の税制改正を理由に減価償却方法を変更した場合、「正当な理由による会計方針の変更」に認められるかどうか、同委員会に対して企業や監査人から質問が寄せられていたからだ。 続きを読む

2016年中小企業白書 新たな成功事例パターンを紹介

中小企業庁はこのほど、2016年版中小企業白書を公表した。中小企業基本法の制定以降、53回目の年次報告。第1部では、国内市場の縮小や労働力人口の減少等に直面する中小企業の動向を踏まえた上で、労働生産性の高い中小企業の投資行動や資金調達等を分析している。 続きを読む