平成27年度における 有効求人倍率公表

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厚生労働省は平成27年度のハローワークにおける有効求人倍率を公表した。それによると、27年度の平均有効求人倍率は1.23倍で、前年度比0.12ポイント上昇となった。有効求人倍率は年度の後半にかけて上昇傾向にあり、年度の最終月である平成28年3月における有効求人倍率は1.30倍となっている。

3月の都道府県別有効求人倍率は、東京都の1.95倍が最高、沖縄県の0.92倍が最低となった。産業別の有効求人倍率は宿泊業、飲食サービス業が13.8%増で最も伸び率が高く、ついで教育、学習支援業が7.1%増、医療、福祉が6.4%増、卸売業、小売業が6.2%増となっている。同月の新規求人数は921,043人(パートタイムを含む)で、最多は医療、福祉の196,401人、ついで卸売業、小売業の137,418人、サービス業(他に分類されないもの)の129,814人となった。求人を行った企業を従業員数の規模別に見ると、従業員数29人以下の企業で615,187人、30以上~99人以下の企業で204,76人の求人を行っている。従業員数99人以下の企業の求人が全体の約89%となる。中小企業においては、ハローワークは重要な求人アイテムとなっているようだ。