定年は1970年代まで大企業を中心に55歳であったが、やがて60歳が一般となり、最近は国が65歳定年を推進している。定年延長は勤め人にとって幸せなことであるのか、それともやむを得ない必要悪のような政策であろうか。「生きがい」という名目で、人は出来るだけ長く働き続けたいと思うのか。その考えは人により一様ではないが、定年延長が社会現象に諸々の影響を与えていることは確かなことだ。 続きを読む
日別アーカイブ: 2016年5月13日
請求権は破産財団に属す 死亡保険金―最高裁も上告棄却
破産手続き開始前に成立した第三者のためにする生命保険契約に基づき、破産者である死亡保険金受取人が有する死亡保険金請求権が破産者に属するのか、管財人の破産財団に属するのかが争われた事案で、最高裁第一小法廷は破産財団に属すると判決、原審に続き破産者側の上告を棄却した。これにより破産者側の敗訴が確定した。 続きを読む