タグ別アーカイブ: 最高裁判所

書類の照合で任務全うでない 会計限定監査役の職務―最高裁

上告人(株式会社)が監査役だった被上告人に対し、被上告人が任務を怠ったことにより従業員による継続的な横領の発覚が遅れて損害が生じたと主張、 続きを読む

株式会社の債権者に該当 総会議事録閲覧権ある―最高裁

株式会社(上告人)が、発行する普通株式とA種種類株式の併合を計画。株主総会、普通株式の株主による種類株主総会に諮り決議も成立した。同社株を保有していた被上告人は総会に先立ち、反対を通知した上で総会でも反対。会社法182条の4第1項に基づき株式を公正な価格で買い取ることを請求した。 続きを読む

名義借り取引の利益分配は無効 宅建法の趣旨に反する―最高裁

専任の宅地建物取引士として会社勤務しながら不動産取引に係る事業を計画した被上告人と、取引士の資格を有するyが代表取締役を務める法人(上告人)が、土地建物の売買契約に伴う利益分配をめぐり争っている事案で最高裁第三小法廷は、 続きを読む

江東東税務署長の敗訴取り消し 相続税更正処分等訴訟―最高裁

相続税の課税価格と納付すべき税額をめぐり相続人と東京・江東東税務署長が長年法廷で争っている事案で最高裁第一小法廷は原審の判断を全面否認、上告人の税務署長敗訴を取り消し、被上告人である相続人の請求を棄却した。 続きを読む

滞納分への法定充当が妥当 配当時に宙に浮いた税―最高裁

3年度分の市道民税並びに延滞金等を順次納付または滞納処分によって徴収された上告人が、確定申告についての増額更正処分取り消し訴訟で申告額を超える部分を取り消す旨の判決を得、確定した。 続きを読む

医療観察法の抗告理由に不該当 再抗告を棄却―最高裁

「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」(医療観察法)に基づき入院中の者が、裁判所に対して入院継続について確認を求めたところ、継続すべきことを確認する旨の決定があった。 続きを読む

要件の認定誤り理由に取消せる 震災支援金―最高裁が逆転判決

東日本大震災で被災した仙台市のマンションに居住していた世帯の世帯主が、罹災証明書に基づき、被災者生活再建支援法による宮城県から被災者生活再建支援金の支給に関する事務の委託を受けた被災者生活再建支援法人から支援金を受領した。 続きを読む

国と建材メーカーの責任認める アスベスト訴訟―最高裁判決

石綿(アスベスト)の粉塵を建設作業中に吸い込んで肺がんなどの病気になったとして元建設労働者らが損賠賠償を求めた訴訟で、最高裁第一小法廷は国と建材メーカー側の責任を認める判決を言い渡した。 続きを読む

刑訴法の抗告理由に当たらない 死刑確定事件―最高裁が棄却

平成4年2月、福岡県飯塚市内の道路で登校中の小学生2人を普通乗用車に乗せ、両名を略取または誘拐。同市内やその周辺で殺意をもって両名の頸部を手で絞め付け圧迫し窒息させ殺害、同県甘木市内の国道沿いの山中に死体を遺棄した事件が起きた。 続きを読む

支給受けるべき配偶者に不該当 事実上の離婚状態にある場合

生前に退職金、遺族給付金および遺族一時金の得られる別個の基金に加入、積み立てていた母が死亡した。母は父と事実上の離婚状態にあった。 続きを読む