タグ別アーカイブ: 最高裁判所

民法405条の適用は不適当 遅延金の元本組み入れ―最高裁

A社株式を保有しているB社の排除を専らの目的で、A社が募集割り当て方式で新株を発行。その結果、B社が保有するA社株式の価値が著しく棄損された。

続きを読む

民事再生法の不認可事由ない 再生計画認可―最高裁も棄却

医療法人社団冠心会を再生債務者とする再生手続きで行われた再生計画認可決定に対し、再生債権者である各抗告人が民事再生法174条2項3号等に該当する事由があると主張して即時抗告をしたところ、原審が棄却決定をした。 続きを読む

訴訟提起時に消滅時効完成 賠償請求部分を破棄―最高裁

平成27年2月26日、被上告人が運転する大型自動二輪車と上告人が運転する普通乗用車が衝突。被上告人は頸椎捻挫等の傷害を負い、8月25日、症状固定の診断がされた。車両も損傷。 続きを読む

沖縄防衛局の是正指示は適法 県知事の請求棄却―最高裁

沖縄・普天間飛行場の代替施設を名護市辺野古沿岸域に設置するための公有水面の埋め立てに関し、沖縄防衛局(被上告人)が沖縄県漁業調整規則41条に基づき県知事(上告人)に対し、埋め立て区域内に生息する造礁さんご類を区域外に移植することを内容とする採捕の許可を求める2件の申請をしたが、上告人は何らの処分もしなかった。 続きを読む

書類の照合で任務全うでない 会計限定監査役の職務―最高裁

上告人(株式会社)が監査役だった被上告人に対し、被上告人が任務を怠ったことにより従業員による継続的な横領の発覚が遅れて損害が生じたと主張、 続きを読む

株式会社の債権者に該当 総会議事録閲覧権ある―最高裁

株式会社(上告人)が、発行する普通株式とA種種類株式の併合を計画。株主総会、普通株式の株主による種類株主総会に諮り決議も成立した。同社株を保有していた被上告人は総会に先立ち、反対を通知した上で総会でも反対。会社法182条の4第1項に基づき株式を公正な価格で買い取ることを請求した。 続きを読む

名義借り取引の利益分配は無効 宅建法の趣旨に反する―最高裁

専任の宅地建物取引士として会社勤務しながら不動産取引に係る事業を計画した被上告人と、取引士の資格を有するyが代表取締役を務める法人(上告人)が、土地建物の売買契約に伴う利益分配をめぐり争っている事案で最高裁第三小法廷は、 続きを読む

江東東税務署長の敗訴取り消し 相続税更正処分等訴訟―最高裁

相続税の課税価格と納付すべき税額をめぐり相続人と東京・江東東税務署長が長年法廷で争っている事案で最高裁第一小法廷は原審の判断を全面否認、上告人の税務署長敗訴を取り消し、被上告人である相続人の請求を棄却した。 続きを読む

滞納分への法定充当が妥当 配当時に宙に浮いた税―最高裁

3年度分の市道民税並びに延滞金等を順次納付または滞納処分によって徴収された上告人が、確定申告についての増額更正処分取り消し訴訟で申告額を超える部分を取り消す旨の判決を得、確定した。 続きを読む

医療観察法の抗告理由に不該当 再抗告を棄却―最高裁

「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」(医療観察法)に基づき入院中の者が、裁判所に対して入院継続について確認を求めたところ、継続すべきことを確認する旨の決定があった。 続きを読む