新型コロナウイルス感染症の影響でテレワークは一気に進んだものの、社内のコミュニケーション不足や労務管理上の問題もあり、出勤を求める動きが回復している。東京都の調査では9月のテレワーク実施率は45.2%(対前月比0.1%減)、テレワークを実施した社員の割合は33.3%(同1.1%減)となっている。 続きを読む
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11月中小事業者働き方改革 「しわ寄せ」防止キャンペーン
大企業を中心に、時間外労働の上限規制をはじめとする働き方改革が進んでいるところだが、自社の労働時間を減少させる代わりに、下請の中小事業者に対してその負担を丸投げしたり、適正なコスト負担を伴わない短納期発注や発注内容を頻繁に変更したり等が生じているケースもある。大企業側の都合による「しわ寄せ」が中小事業者へ及ばないよう、厚生労働省は中小企業庁、公正取引委員会と連携し、11月を「『しわ寄せ』防止キャンペーン月間」として、集中的な周知・啓発の取組みを行う。 続きを読む
過労死等防止対策白書公表 睡眠不足が招く危険性を指摘
厚生労働省は「令和5年版過労死等防止対策白書」を公表した。これは過労死等防止対策推進法第6条に基づき、過労死等の概要や政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況を国会に報告するものだ。 続きを読む
10月は年次有給取得促進期間 なお険しい取得率70%への道
厚生労働省は計画的付与制度の導入も含め、年次有給休暇を取得しやすい環境整備推進に取り組んでいる。国の目標としては、2020年までに年休取得率70%だったが、期限を過ぎてなお、実現までの道筋は不透明だ。 続きを読む
「令和5年版労働経済の分析」 人手不足感はコロナ前水準に
厚生労働省は「令和5年版労働経済の分析」(労働経済白書)を公表した。労働経済白書は一般経済や雇用状況、労働時間等の現状や課題について各種統計データを基に分析する報告書だ。今回の報告書は令和4年を分析対象としている。 続きを読む
高年齢者活躍企業コンテスト 優れた取組みの26社が表彰
厚生労働省では高年齢者雇用の重要性について国民や企業の理解の促進と意欲ある高年齢者がその能力を十分に発揮して働き続けられる職場づくりをすすめるために「高年齢者活躍企業コンテスト」を実施している。少子化に伴う労働力人口減少への対応策として、高年齢者の活用は重要な経営課題と言えるだろう。 続きを読む
減らない賃金不払い事案 賃金不払残業是正結果公表
厚生労働省は賃金不払残業が疑われる企業への監督指導を行った結果、令和4年度(1月から12月)において不払いとなっていた割増賃金が支払われた事案を公表した。指導監督件数は20,531件、対象労働者数179,643人、金額は121億円超となった。 続きを読む
精神障害の労災認定基準改正 カスタマーハラスメント等追加
厚生労働省は悪質化するカスタマーハラスメントに対応すべく、労災認定基準の改正の検討に着手していたが、9月1日付で新しい認定基準へ改正が行われた。 続きを読む
労働争議統計調査結果公表 過去2番目に少なく減少傾向
厚生労働省は令和4年「労働争議統計調査」結果を公表した。同省では労働争議の発生状況、争議行為の形態や参加人員、要求事項などについての調査を行っている。調査対象は争議行為が現実に発生したものまたはその解決のために第三者が関与したものとなる。 続きを読む
医療機関サイバーセキュリティ 対策研修を階層別に実施
厚生労働省はこのほど、「医療機関向けセキュリティ教育支援ポータルサイト」(MIST)を通じて、令和5年度医療機関向けサイバーセキュリティ対策研修の受付を開始した。従来の(1)経営者向け研修(2)システム・セキュリティ管理者向け研修(3)初学者・医療従事者向け研修に加え、医療機関におけるサイバーセキュリティ対策チェックリストに基づいた立入検査に備える(4)導入研修-立入検査対策コースを新設。階層に分けて実施される。 続きを読む