カテゴリー別アーカイブ: 経営者向け

エンドースメント手続が再開 IFRS9のヘッジ会計が論点

企業会計基準委員会はこのほど、IFRS(国際会計基準)のエンドースメント手続を再開した。同委員会は6月に「修正国際基準」を公表しているが、初度エンドースメント手続終了後は、2013年12月31日現在でIASB(国際会計基準審議会)により公表されている会計基準等のエンドースメント手続に着手することとされていた。修正国際基準では、のれんの会計処理及びその他の包括利益の会計処理の2つの会計基準についてIFRSの修正等を行っている。 続きを読む

中国リスク倒産9ヶ月1.5倍 昨年1年間上回る-民間調査

今年1月から9月までの間にチャイナリスクが要因となって倒産した企業は59件で、前年同期(39件)に比べ1.5倍に―帝国データバンクがこのほど発表した「チャイナリスク」(中国固有のリスク)関連の倒産動向調査で上記結果が明らかになった。特にアパレルなどの卸売業が増加している。 続きを読む

Weeklyコラム 有給休暇は権利か、義務か

今、職場の話題の一つに、「有給休暇(以下、有休と略す)の義務化」がある。発端は、平成27年3月答申の法律案要綱の報道であった。概要は、「使用者は年休が10日以上の労働者に対し、その内5日については、1年以内の期間に時季を定めて与えなければならない」とするものである。 続きを読む

拙速すぎ、もっと各界の意見を 消費者契約法見直し―同友会

経済同友会は、内閣府消費者委員会・消費者契約法専門調査会が8月に公表した消費者契約法の見直しに関する中間取りまとめに対する意見を公表。民法(債権法)や会社法の改正のための長期の準備時間や慎重・広範な議論と比べ、今回の大改正がいかにも拙速に行われようとしている感は否めないとし、もっと時間をかけ、各界各方面からの意見を聞き、また科学的な立法事実の検証および経済政策全体との整合性を図る作業を行うべきだと要望した。 続きを読む

前年度実績比で3.6%増加へ 中小製造業の設備投資額

日本政策金融公庫が9月に全国の中小企業を対象に実施した中小製造業設備投資動向調査で、2015年度の国内設備投資額が修正計画では2兆8,063億円となり、前年度実績の2兆7,078億円に比べて3.6%増加する見通しであることがわかった。 続きを読む

第2回民事信託検討会 課題およびスキームを検討

今年の全国統一研修会で行われた民事信託事例研修を基点として、改めてJPBMでは信託の実務支援活動を強化しております。今週末に開催される会員の石垣雄一郎税理士による集中講座によって個々の提案力・実践力を養成します。また、多士業専門家や提携企業等の知恵を集結して実務スキーム検討を進める「民事信託検討会」(㈱JPBM主催)を開催します。   続きを読む

労使紛争の根源? 企業サイドの勘違い

平成26年度個別労働紛争解決制度の施行状況を見ると、総合労働相談は7年連続の100万件超となり、「いじめ・嫌がらせ」が3年連続のトップとなっている。安定的に紛争が起きていることとなるが、この問題の根源は企業による勘違いがあるのかもしれない。 続きを読む

4社に1社が業績に「悪影響」 中国の成長鈍化で―帝国データ

帝国データバンクは9月に全国の企業2万3,000余社を対象に中国の成長鈍化が日本企業に与える影響について調査した。それによると、25.4%の企業、実に4社に1社が自社の業績に悪影響が出ると見込んでいることがわかった。特に、対中進出が進む「製造」「卸売り」だけでなく、物流を担う「運輸・倉庫」も3割台の企業が悪影響を見込んでいた。もっとも、「影響はない」も5割弱あり、最も多かった。 続きを読む

行政不服審査法施行令 パブコメ開始、来年4月施行へ

総務省はこのほど、「行政不服審査法施行令案と整備法施行令案」を公表し、パブリックコメントを開始した。期間は、来月12日まで。50年ぶりに全面改正された行政不服審査法及び整備法は来年4月1日に施行されることが明らかとなり、両政令案の施行期日もそれと同日となる見込み。 続きを読む