カテゴリー別アーカイブ: 税務

遺産分割の日から4カ月以内 更正の請求の期限―審判所

未分割遺産を法定相続分の割合に従って取得したものとして課税価格を計算し相続税の申告をした審査請求人らが、実際に行われた分割を受けて更正の請求をしたところ、原処分庁が期限を徒過したとして、更正をすべき理由がない旨の通知処分をした。 続きを読む

医療機関M&A対応マニュアル JPBM医業経営部が書籍化

JPBM医業経営部(部長:松田紘一郎税理士・公認会計士)は、このほど新日本法規出版より「医療機関の事業承継相談対応マニュアル(編著:松田紘一郎、編集協力:JPBM医業家営部)」を発行。会員有志専門家にて分担し、約1年以上かけての出版となりました。 続きを読む

R4年度税制改正大綱(5) 賃上げ促進税制を抜本強化

今回の改正の柱の1つ「成長と分配の好循環」の具体策としてまず挙げられる、賃上げ促進税制の改組。株主、従業員、取引先など多様なステークホルダーへの還元を後押しする観点から、抜本的に強化する。 続きを読む

確実と認められるものでない 建物売買に絡む相続税―審判所

審査請求人が亡父の相続税の申告で債務控除の対象とした借入金について、原処分庁が対象とならないなどとして相続税の更正処分と過少申告加算税の賦課決定処分をした。 続きを読む

R4年度税制改正大綱(3) 不明土地の公共利用へ特例拡充

土地・住宅関連ではもう1つ、「所有者不明土地の利用の円滑化に関する特別措置法」の改正を前提として以下の措置が決まった。 続きを読む

相続税負担不当減につながらぬ 原処分庁の判断否認―審判所

宗教法人である審査請求人の前住職が、自己名義の預金口座から請求人名義の預金口座へ金員を移動させた。原処分庁が、持ち分の定めのない法人に対する財産の贈与で、前住職の親族の相続税の負担が不当に減少する結果になるとして、相続税法第66条《人格のない社団又は財団等に対する課税》第4項の規定により請求人を個人とみなして贈与税の決定処分等をした。 続きを読む

R4年度税制改正大綱(2) 省エネ住宅等の課税特例延長

個人所得課税の改正においては、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた住宅の省エネ性能の向上と長期優良住宅の取得の促進が大きな柱となっており、今回の改正では、認定住宅等の新築をした場合の所得税額の特別控除の対象にZEH水準省エネ住宅が追加される。 続きを読む

相続税の実地調査状況 件数大幅減も追徴税額過去最高

令和2事務年度における相続税の実地調査は、新型コロナウイルス感染症の影響により、実地調査件数は⼤幅に減少したが、⼤⼝・悪質性の高い不正が⾒込まれる事案を優先した結果、実地調査1件当たりの追徴税額は943万円(対前事務年度⽐147.3%)となり、過去10年間で最⾼となった。 続きを読む

所得税の確定申告書提出の要否 青色申告の特別控除対象者

国税庁はホームページ上の質疑応答事例に、不動産貸付業を営み、不動産所得があるほかに給与所得(年末調整済み)もあり、不動産所得については青色申告の承認を受けている個人が、本年分の所得税について確定申告書を提出する必要がある場合とない場合の事例を新規掲載、差異の生じる理由を対比した。 続きを読む