請求の容認件数は13% 審査請求・再調査請求―国税庁

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国税庁は今般、令和3年度の審査請求の査察の概要を公表した。請求の件数は、前年度比9.9%増の2,458件(うち、直接審査請求は72.8%)で、税目別では申告所得税等が770件、消費税等が834件、法人税等が538件。

処理件数は2,282件で、うち納税者の主張が何らかの形で受け入れられた件数(認容件数)は297件(一部認容137件、全部認容160件)、その割合は13.0%となった。棄却は1,566件、取下げは321件、却下は98件。標準審理期間は1年と定められているが、1年以内の処理件数割合は、新型コロナ感染症等の影響があった令和2年度と比べ9.1ポイント増の92.6%となった。

合わせて、令和3年度における再調査の請求の概要も発表された。請求の発生件数は、前年度比11.9%増の1,119件で、税目別では申告所得税等が361件、消費税等が427件、法人税等が199件。処理件数は1,198件で、うち認容件数は83件(一部認容80件、全部認容3件)、その割合は6.9%であった。棄却は775件、取下げは283件、却下は57件。再調査の請求については標準審理期間を3か月としており、3か月以内の処理件数割合は、今回は100.0%となった。

■参考:国税庁|令和3年度における審査請求の概要/令和3年度における再調査の請求の概要(国税不服審判所)|

https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2021/shinsa/index.htm

https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2021/saichosa/index.htm