カテゴリー別アーカイブ: 専門家向け

中小固定資産税特例の年末申請 減額期間短縮のリスクに注意

中小企業者等が中小企業等経営力強化法による一定の設備投資に向けて、「経営力向上計画」の認定を受けた場合、固定資産税の課税標準を3年間半減する“固定資産税特例”の利用者が増加している。年末に向け、さらなる件数の増加が見込まれるが、年末間近に申請を行うと、減税期間が3年から2年に短縮される危険性があるので注意したい。 続きを読む

FDルールの政令案が公表 施行は平成30年4月1日

金融庁はこのほど、平成29年金融商品取引法改正に係る政令案等を公表した(施行は平成30年4月1日)。フェア・ディスクロージャー・ルールの対象となる上場会社の範囲を、金融商品取引所に上場する株券等の発行者とし、情報受領者の範囲については、金融商品取引業者やIR業務に関して情報伝達を受ける株主及び機関投資家等を規定。公表前の重要情報を証券アナリストに提供した場合は、EDINETや自社ホームページで公表することにした。 続きを読む

上告人の請求棄却した項を破棄 在外子会社の利益―最高裁

内国法人である上告人が20年3月期と21年3月期の法人税の確定申告をしたところ、刈谷税務署長から租税特別措置法66条の6第1項により、シンガポールに設立した上告人の子会社Aの課税対象留保金額に相当する金額が上告人の各事業年度の所得金額の計算上、益金の額に算入されるなどとして、20年3月期の法人税の再更正処分・過少申告加算税賦課決定処分、21年3月期の同税の再更正処分を受けた。 続きを読む

前年度実績比で9%の増加へ 中小製造業設備投資―修正計画

日本政策金融公庫が9月に中小製造業を対象に実施した2017年度の設備投資動向(修正計画)調査によると、同年度の国内設備投資額は、修正計画では2兆7,345億円となり、前年度実績(2兆5,080億円)に比べ9.0%増加する見通しとなった。当初計画より4,028億円上方修正された。上半期は1兆2,476億円(当初計画1兆2,304億円)で、前年度同期実績に比べて5.7%増加。下半期は1兆4,869億円(同1兆1,012億円)で、同12.0%増加する見通し。16年度実績は前年度実績に比べ4.9%減だった。 続きを読む

JPBM中小企業M&Aの実務 協会ネットワークで案件対応

既報通りJPBMでは、会員専門家による中小企業のM&Aを、会員相互の情報ネットワークにより案件対応する取り組みをスタートします。その内容や手続き等を共有するため、2週に分けて研修(説明会)を行います。 続きを読む

平成29年高年齢者の雇用状況 定年延長の傾向に-厚労省

厚生労働省は、高年齢者が年齢にかかわりなく働き続けることができる生涯現役社会の実現に向け、65歳までの安定した雇用確保を目指している。企業に対して「定年制の廃止」、「定年の引上げ」、「継続雇用制度の導入」のいずれかの措置を講じるよう義務づけると同時に、毎年6月1日現在の高年齢者雇用状況の報告を求めている。同省は平成29年6月1日における「高年齢者雇用確保措置」の実施状況などを集計した資料を公表した。 続きを読む

経営内部の抜本的な見直しを 商工中金に行政処分―関係省庁

金融庁、財務省および経済産業省は、商工組合中央金庫が危機対応融資の審査にあたって行った試算表等の改ざん・自作の不正行為について、株式会社商工組合中央金庫法第59条に基づき行政処分を行った。 続きを読む

役員給与の功績倍率の損金算入 平均の1.5倍まで-東京地裁

元代表取締役Xに支給した役員退職給与を全額損金算入して確定申告をしたところ所轄税務署が更正処分を行った事案で、東京地裁は処分を一部取り消す判決を下した。 続きを読む

開示内容の共通化・合理化へ 大株主は議決権行使基準日で

金融庁は10月24日、「企業内容等の開示に関する内閣府令」等の改正案を公表した。平成28年4月公表の金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」報告を踏まえ、開示内容の共通化・合理化や非財務情報の開示充実を行うもの。 続きを読む

相続法制見直し 追加試案で要綱案作成へ

法制審議会民法(相続関係)部会はこのほど、第24回会合を開き、パブリックコメント(「中間試案後に追加された民法(相続関係)等の改正に関する試案(追加試案)」)の結果を踏まえて議論された。 続きを読む