帝国データバンクが発表した「新電力会社(登録小売電気事業者)」の実態調査結果によると、2018年8月9日時点で経済産業省に届け出があった登録小売電気事業者は508社だったがことが明らかになった。
電力小売り全面自由化が始まった16年4月(266社)から登録者数は約2倍に増加。本社所在地を都道府県別に見ると、東京都が188社で最多。以下、大阪府(39社)、福岡県(26社)、北海道(18社)、神奈川県(同)などが続いている。登録小売電気事業者の設立時期を見ると、15年が64社で最多。これに続くのが16年の55社、17年の49社となっている。業種別に見ると、「電気事業所」「ガス事業所」「発電所」を含む「その他」が171社でトップ。以下、サービス業(71社)、卸売業(58社)、小売業(44社)、建設業(19社)などの順。
508社を年売上高別に見ると、「10億円以上100億円未満」が127社で最多。以下、「100億円以上1000億円未満」(83社)、「1億円以上10億円未満」(61社)が続く。上場区分を見ると、未上場企業が463社で、全体の90%を超えた。上場企業は45社だった。登録小売電気事業者のうち、18年5月までの時点で電力販売実績があるのは374社だった。