第20回民事信託検討会 安定した活用への実務検討

LINEで送る
[`yahoo` not found]

10月22日(月)15:00~17:00、三井住友信託銀行本店営業部会議室にて、第20回民事信託検討会が開催されます。前回は、本年の全国提案力コンテストの問題および入選チーム提案書より、受益者連続型における遺留分の取扱い等を検証。また、前回より引続き信託受益権の複層化スキームについて、仮想設定を用意して検討しました。

議論は、相続時精算課税、遺言と信託のセット、財産評価基本通達202条、中小企業における安定配当の現実性等をキーワードに進み、特例事業承継の納税猶予における不確定要素との比較衡量も行いました。税務取扱い等、事例が少ないことから、今後も継続検討していくこととなりました。

第20回では、前回でカバーできなかった受益権の複層化活用に関する検討、空き家特例税制等と民事信託の活用検討、民事信託契約と金融機関調整、等を中心に検討を加える予定です。

地域では、民事信託の普及が進む一方で、特に地域オーナーの信託活用の抵抗感や、受託者業務の不安定感、スキーム作成上のタックスプランの不十分さ等の声が少なくありません。当検討会にて、現状に即した安心して提案できる活用モデルも併せて検討します。

■参考:JPBM|第20回民事信託検討会|

http://www.jpbm.or.jp/whatsnew/honbu/file/file514.pdf