カテゴリー別アーカイブ: 判例

公務員は連帯して求償債務負う 教員採用試験での不正―最高裁

大分県教育委の職員らが教員採用試験で受験者の得点を操作するなどの不正を行い、県はこれにより不合格となった受験者らに対して損害賠償金を支払った。 続きを読む

出生当時の母の本国法で定める 親子関係の存在確認―最高裁

上告人が亡Bと亡Aの間に出生した子だと主張、上告人とAの間の親子関係が存在することの確認等を求める事案で最高裁第三小法廷は、原判決中、確認請求に関する部分を破棄、東京高裁に差し戻した。 続きを読む

公正処理基準に従うものでない 受領日の属す年度の益金減額

破産した消費者金融会社クラヴィスの7~17年の各事業年度に支払いを受けた制限超過利息等(制限利率を超えて支払われた利息と遅延損害金)についての不当利得返還請求権に係る破産債権が破産手続きで確定。 続きを読む

消滅時効の中断の効力有さず 健保事案で原判決否認―最高裁

加須市長が国民健康保険税と延滞金の滞納処分として、上告人の預金払戻請求権を差し押さえ、取り立てた金銭を同税等に係る債権に配当する旨の処分をした。 続きを読む

税務訴訟8年ぶりに増加 国税敗訴割合は1割弱

国税庁はこのほど、令和元年度の再調査と訴訟の結果を公表した。納税者は、再調査の請求及び審査請求(不服申立て)を経てなお処分に不服があるときは訴訟を提起することができる。 続きを読む

法律上の費目は損害に該当せず 原判決の根幹部分破棄―最高裁

被上告人は、上告人らに対して建物の一部明け渡しを命ずる仮執行の宣言を付した判決に基づく強制執行について民事執行法42条1項に規定する強制執行の費用で必要なものに当たる計161万円余を支出した。 続きを読む

労基法37条等に基づき算定を 割増賃金―最高裁、原判決破棄

被上告人に雇用され、タクシー乗務員として勤務していた上告人らが、歩合給の計算にあたり売上高(揚げ高)等の一定割合に相当する金額から残業手当等に相当する金額を控除する旨を定める賃金規則上の定めが無効であり、 続きを読む

被相続人名義の口座入金 贈与財産当たらず―国税不服審

被相続人の配偶者に対し行われた贈与税の決定処分について、配偶者の子である請求人がその取消しを求めた事案で、審判所は原処分の一部を取り消した。 続きを読む

除斥期間は通知書交付時から 原判決破棄、差し戻す―最高裁

家屋を所有、固定資産税と都市計画税を納付してきた上告人が、建築当初の昭和58年に行われた家屋の評価等に誤りがあり、その後の各年度に過大な税が課されたなどと主張。 続きを読む

配当還元価額による評価は違法 原判決破棄、差し戻す―最高裁

法人への株式譲渡につき被上告人らが譲渡所得の収入金額を譲渡代金額と同額として所得税の申告をしたところ、所得税法59条1項2号に定める著しく低い価額の対価に当たるとして更正処分と過少申告加算税の賦課決定処分を受けた。 続きを読む