カテゴリー別アーカイブ: 人事労務

依然続く定時決定時 調査不正発覚のケースも

算定基礎届の提出時期が近づいている。各事業場には算定基礎届等の用紙が届いている頃だが、今年度も例年通り定時決定時調査が行われる予定で、慣れていない事業場では調査の呼出状に驚くことが少なくない。 続きを読む

人手の不足状況進む 調査結果公表

独立行政法人労働政策研究・研修機構は、従業員規模30人以上の企業12,000社を対象にした人手不足の実態調査の結果を公表した。この調査は、企業とそこで働く労働者を対象にして行われ、2,406社、7,777人の労働者から回答を得ている。人材不足についての企業の回答では、大いに不足とやや不足を合計すると43.1%、適当は39.2%となった。 続きを読む

Weeklyコラム 上司の人間修養

経営成績や社員のやる気等が落ちた時、経営者の決まり文句に、「原因は社員能力の低さだ」というものがある。改善策として、「社員の採用基準を厳しくしよう」「新入社員教育を徹底しよう」等が提案される。経営資源の三大要素「人・物・金」は優先順位を表したものであろう。有能な社員を養成出来なれば、経営の発展は難しい。 続きを読む

長時間労働と下請けたたき 厚労省が通報へ

厚生労働省では、平成20年12月2日以降、下請事業者の経営の安定・健全性を確保し、労働者の労働条件の確保・改善にもつなげるため、親事業者による違法行為については、公正取引委員会・経済産業省への通報制度等を実施している。 続きを読む

IT人材の不足が拡大か 最新動向と将来推計を報告書化

経済産業省はこのほど、今後産業の成長にとって期待されるIT人材について、アンケート調査や有識者による研究会を実施し、中長期的な人材需給動向や、今後のIT人材の確保・育成に向けた調査報告書を取りまとめ発表した。 続きを読む

Weeklyコラム 人材の養生術

身体に養生術があるように、人材にも養生術がある。身体の養生術は、飲食・性・睡眠等身体の内側の欲を節制し、風・寒・暑・湿等外邪による病を防ぐことにある。人材の養生術(企業が従業員の採用・教育・労働時間・処遇等を適確に行い、職務能力の発揮や成長を支援すること)は、消極的には過重労働を求めないこと、積極的には職務能力の育成や処遇(給与・休日・福利厚生等の充実)を重視することである。 続きを読む

全国初企業名公表 違法長時間労働の是正勧告

千葉労働局は月最長197時間の違法な時間外労働をさせていたとして、企業の実名公表に踏み切った。調査では4つの営業所で計63人の従業員に1カ月当たり100時間を超える時間外・休日労働が認められた。厚生労働省は、昨年5月18日から違法な長時間労働を繰り返している企業の指導等を実施しているが、企業名の公表は全国初となる。指導・公表の対象となるのは「違法な長時間労働」が「相当数の労働者」に認められ、「一定期間内に複数の事業場で繰り返されている」こと等だ。 続きを読む

Weeklyコラム 女性社員の採用と管理職登用

「女性活躍推進法(略称)」が、平成28年4月1日から施行された。事業主行動計画の策定等を定めているが、従業員301人以上の企業に義務を課している。女性社員の積極的採用と管理職比率の向上は徐々に進展しているが、他国との比較では日本は遅れている。先日、女性活躍推進で話題になっている中小企業(菓子製造販売業)社長の講演を聞く機会があった。社員の内、女性社員が7割、管理職比率が3割で、商品開発は女性社員が担当している。注目したのは、講演後の「我が社も女性を積極的に採用したいが、女性社員の定着と管理職登用をどう実現したか」と言う質問と回答だった。その回答を簡略にまとめれば、大体次のような工夫に依ると言う。 続きを読む

イクメン企業とイクボス表彰 募集開始-厚労省

すっかり定着した感のあるイクメン。最近では部下の育児と仕事の両立を支援する管理職=イクボスも定着しつつある。 厚生労働省では今年度も「イクメン企業アワード」と「イクボスアワード」を実施する。 続きを読む

平成28年労働災害発生状況 前年度を下回る

厚生労働省は平成28年の労働災害発生状況を取りまとめた。公表された資料によると、労働災害の死亡者数は972人で、統計を取り始めて以来はじめて1,000人を割り込んだことがわかった。平成26年には労働災害の死亡者数が1,057人に達していたが、27年は85人(8.0%)の減少となった。死亡者が多い業種は、建設業327人(対前年比50人(13.3%)減)、製造業160人(同20人(11.1%)減)、陸上貨物運送事業125人(同7人(5.3%)減)となっている。 続きを読む