カテゴリー別アーカイブ: 再生

経営者保証ガイドライン考え方 改訂し早期相談の重要性徹底

「経営者保証に関するガイドライン研究会」はこのほど、「廃業時における『経営者保証に関するガイドライン』の基本的考え方」を改訂した。これは「経済財政運営と改革の基本方針2023」(令和5年6月16日閣議決定)及び「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画2023改訂版」(同6月16日閣議決定)において、企業経営者への早期相談の重要性について周知徹底を行うとしたことを受けたもの。 続きを読む

デフレからの完全脱却目指す 総合経済対策を閣議決定―政府

政府は「デフレ完全脱却のための総合経済対策~日本経済の新たなステージにむけて~」を閣議決定した。その後首相官邸で開かれた経済財政諮問会議(議長・岸田文雄首相)で取り上げられ、議論された。 続きを読む

デフレ脱却への総合経済対策 改善・再生支援強化会議を設置

政府はこのほど、総合経済対策を閣議決定し、デフレ脱却に軸足を置いた賃上げと物価の好循環を図るための対策を発表した。地方・中堅中小企業への支援としては、賃上げの環境整備、人手不足解消、生産性向上を通じた賃上げ継続を図るとしている。具体策は以下の通り。 続きを読む

食品スーパーの3割赤字 業績悪化は過去最高

帝国データバンクは「食品スーパー事業(GMS含む)を国内で展開する企業調査」結果を発表した。それによると、2022年度の損益状況が判明した約1100社のうち、31.3%に当たる349社が赤字だったことが明らかになった。前年度から減益(37.5%)となったケースを合わせた「業績悪化」の割合は食品スーパー全体の約7割に達し、コロナ禍前後の水準を上回って過去最高を更新した。 続きを読む

金融庁がガイドライン事例集 中小企業の事業再生で活用期待

金融庁は中小企業の事業再生に関するガイドライン(以下ガイドライン)を活用した事例集を作成し、ネット上で公表した。同庁は今回の事例集を参考に、金融機関等によるガイドラインの活用が今後一層浸透していくことを期待している。 続きを読む

今年度上半期の物価高倒産急増 前年同期比2.7倍の334件

2023年度上半期(4ー9月)の物価高を起因とする倒産は334件で、前年同期比2.7倍に急増したことが、東京商工リサーチが発表した調査で明らかになった。同社は「ゼロゼロ融資の返済開始や人件費が上昇する中、エネルギーや資材、原材料の価格高騰が追い打ちをかけ、企業の収益は一段と厳しさを増している」と分析している。 続きを読む

9月末で昨年の年間件数上回る コロナ関連破綻累計2429件

東京商工リサーチは2023年9月の「新型コロナウイルス関連の経営破綻状況」まとめ、発表した。それによると、同月の新型コロナ関連の経営破綻(負債1000万円以上)は234件で、前月(300件)に比べ減少し、今年最少となった。しかし、23年の累計は9月までで2429件となり、前年の年間件数(2282件)を上回った。この結果、コロナ発生後からの累計は7272件に達した。 続きを読む

中小企業応援パッケージ 挑戦意欲ある企業に総合支援

経済産業省は、中小企業の持続的成長を支援するべく、金融庁・財務省とともに、「挑戦する中小企業応援パッケージ」を策定した。主な取り組みは(1)将来の挑戦に向けたコロナ資金繰り支援(2)挑戦する中小企業の経営改善・再生支援の強化、を挙げている。 続きを読む

換価の猶予不許可処分 事業継続困難の判定を巡って

審査請求人が、E税務署長及び原処分庁に対し、新型コロナウイルス感染症の影響による売上の減少により、納税資金を捻出することが困難である(国税徴収法第152条《換価の猶予に係る分割納付、通知等》第1項)として換価の猶予の申請を行ったところ、原処分庁が、請求人は申請に係る国税等を一時に納付することができないとは認められないとして不許可処分を行ったことから、請求人がこれを不服としてその全部の取消しを求めた裁決事例。 続きを読む

飲食業の倒産、1-5月急増 新型コロナ関連7割占める

東京商工リサーチは2023年1-5月の飲食業の倒産動向調査結果を発表した。それによると、飲食業倒産(負債1000万円以上)は前年同期比73.7%増の337件で、前年上半期(1-6月)の237件を100件上回った。新型コロナ関連倒産は226件(前年同期比96.5%増)と約2倍に急増、構成比は約7割に達し、コロナ禍の影響がジワリと広がっている。 続きを読む