人手不足倒産、23年度は倍増 過去最多の313件

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帝国データバンクは「2023年度の人手不足倒産の動向調査」結果を発表した。それによると、従業員の退職や採用難、人件費高騰などに起因する人手不足倒産は313件で、前年度の146件から倍増し、過去最多を更新した。これまでの過去最多は新型コロナ感染拡大前である19年度の199件だった。全313件のうち、4社に3社にあたる232件が従業員「10人未満」の小規模事業者だった。

従業員数別に見ると、「10人未満」に次いで多いのは「10人以上-50人未満」で63件。以下、「50人以上」(18件)が続いている。業歴別では、創業・設立から「30年以上」の企業が119件で、全体の4割を占めトップ。以下、「10年以上-20年未満」(79件)、「10年未満」(72件)、「20年以上-30年未満」(43件)などの順。

業種別では、「建設業」が94件で最も多い。次いで「物流業」の46件で、いずれも過去最多だった。同社は「懸念されてきた2024年問題が到来。労働環境の改善に向けて長時間労働を是正し、働きやすい職場を整えるものだが、従業員の増員が難しい中で生産性向上などに対応しきれず労働時間が削られれば、人手不足は一層の深刻化が予想される」としている。

■参考:帝国データバンク|人手不足倒産の動向調査(2023年度) |

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p240403.html