企業会計基準委員は2月8日、実務対応報告の公開草案となる「グローバル・ミニマム課税に対応する法人税法の改正に係る税効果会計の適用に関する当面の取扱い(案)」を公表した(3月3日まで意見募集)。 続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 会計
R5年度税制改正法人税(1)暗号資産の評価の見直し
暗号資産には活発な市場が存在しているが、内国法人が有する暗号資産は期末に時価評価され、評価損益は課税対象となっている。まだ担税力のない法人にも課税され、ブロックチェーン技術を活用した起業や事業開発を阻害しているとの指摘があるほか、企業の海外への流出を促す結果となっている。そのため今回の改正では、以下の要件に該当する暗号資産は期末時価評価課税の対象から除外することとなった。法人税法上は原価法での評価となる。 続きを読む
有報にサステナビリティ情報 令和5年3月期から適用
企業内容等の開示に関する内閣府令等の一部を改正する内閣府令等が1月31日に公布された。有価証券報告書等に、「サステナビリティに関する考え方及び取組」の記載欄が新設され、「ガバナンス」及び「リスク管理」が必須記載事項となり、「戦略」及び「指標及び目標」は重要性に応じて記載を求めることとされた。 続きを読む
改正会計士法関係の政令公布 施行は令和5年4月1日
公認会計士法及び金融商品取引法の一部を改正する法律の施行期日を定める政令が1月25日に公布され、令和5年4月1日から施行されることになった。 続きを読む
サステナビリティ開示基準 SSBJが開発を決定
サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は1月18日、国際サステナビリティ基準審議会のS1基準(サステナビリティ関連財務情報の開示に関する全般的要求事項)及びS2基準(気候関連開示)を踏まえた日本基準を開発することを決定した。 続きを読む
プライム市場で英文開示が進む 決算短信で約9割が実施
東京証券取引所は1月17日、英文開示実施状況調査結果(2022年12月末時点)を公表した。それによると、英文開示を実施している上場会社の割合は全市場で60.4%(前年末比+7.6ポイント)、プライム市場では97.1%(同+11.3ポイント)にのぼっており、新市場区分への移行を契機として上場会社における英文開示の取組みが進んでいる状況が明らかとなった。 続きを読む
第1・第3四半期報告書を廃止 通常国会に金商法改正案提出へ
金融庁は12月27日、金融審議会「ディスクロージャーワーキング・グループ」報告を公表した。報告書では、第1及び第3四半期の開示義務を廃止し、四半期決算短信に一本化することとしている。 続きを読む
公認会計士資格の誤表記 会計士協会が再発防止策
日本公認会計士協会は12月26日、公認会計士資格の誤表記に関する問題に関し、会長声明「公認会計士資格の適切な表記と集計の要請について」を公表した。 続きを読む
中小会計指針の改正案が公表 収益の計上基準の注記を追加へ
日本税理士会連合会、日本公認会計士協会、日本商工会議所、企業会計基準委員会の4団体は12月22日、「中小企業の会計に関する指針」の改正案を公表した(1月23日まで意見募集)。 続きを読む
監査法人のGコード案が了承 実効的な経営機能の確保が重要
金融庁が設置した「監査法人のガバナンス・コードに関する有識者検討会」は12月13日、監査法人の組織的な運営に関する原則(監査法人のガバナンス・コード)案を了承した。 続きを読む