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「不動産市況:賃貸入居者の募集が一段と難しい時代に」「今月の視点:不動産の売れ行き減速が顕著に」

不動産市況:賃貸入居者の募集が一段と難しい時代に

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賃貸物件・入居者募集中物件の推移 ( 94年4月を100として指数化 )

図表は、首都圏の都県別ごとに賃貸の空室数を指数化したものである。千葉県と埼玉県とでは大きく異なり、地域格差が顕著である。 続きを読む

平成27年度税制改正の要望 事業承継税制の更なる拡充を

平成27年度税制改正の要望 事業承継税制の更なる拡充を

経済産業省はこのほど、平成27年度税制改正に関する要望を発表した。その中で、事業承継関連として、「非上場株式等についての贈与税の納税猶予制度の拡充」を提示している。平成25年度税制改正において事業承継税制の要件の見直しが図られるが(平成27年1月施行:先代経営者の親族外への承継が対象化、雇用の8割以上を5年間平均で維持、先代経営者は贈与時に代表者を退任(役員の退任までは不要)等)、適用後、先代存命中に2代目が3代目に引き継ぐ場合には、納税義務が生じ3代目に承継できないといった懸念がある。そこで、2代目が一定の要件の下で3代目に対する株式の再贈与を行う際の、2代目に贈与税の納税義務が生じないような制度の拡充を目指す。 続きを読む

地域商業自立促進事業 第2次募集始まる-中企庁

地域商業自立促進事業 第2次募集始まる-中企庁

中小企業庁は、商店街等を基盤に地域経済の持続的発展を図るため、民間企業や特定非営利活動法人等と連携して地域コミュニティの形成や商店街等の新陳代謝を図る取組を支援する『平成26年度地域商業自立促進事業』の第2次募集を開始する。 続きを読む

Weeklyコラム 引き貯金の発想

Weeklyコラム 引き貯金の発想

本多静六(林学者・造園学者、1866-1952)の教えに、「月給四分の一天引き貯金」があった。本多静六は学者を続けながら月給からの天引き貯金を実行し、山林の購入や株投資等によって大きな財産を築いた人だ。 続きを読む

JPBM事業承継特別研修 19日名古屋にて開催

JPBM事業承継特別研修 19日名古屋にて開催

JPBM事業承継特別研修の名古屋開催が9月19日に予定されております。事業承継税制等の見直し検討会における『中間報告』を軸に、JPBM顧問で筑波大学名誉教授の品川芳宣氏とJPBM会員で法学博士・税理士の齋藤孝一氏に、個人・法人を含めた相続・事業承継の現状の課題・問題点を存分に語っていただきます。品川氏には基調講演として、事業承継税制(現状および改正される緩和策)と、さらに踏み込んだ今後検討を要する論点(・複数後継者の是非、納税猶予取消し後の相続時精算課税制度の選択、手続の簡素化、非上場株式の評価の見直し、信託の活用等)を整理いただきます。 続きを読む

売上げが増加した企業が3割に 25年度の小企業の決算状況

売上げが増加した企業が3割に 25年度の小企業の決算状況

日本政策金融公庫が行った小企業の決算状況調査結果によると、25年度決算(25年12月~26年3月を期末とする決算)では、売り上げDI(「増加」企業割合-「減少」企業割合)は前年度に比べマイナス幅が9.0ポイント縮小しマイナス13.7となった。マイナス幅の縮小は4年連続。また、前年度より売り上げが増加したと回答した企業の割合は30.1%となった。同割合が3割を超えたのは、調査開始(20年度)以来初めて。 続きを読む

居住権に係る問題点を論議 相続法制検討ワーキングチーム

居住権に係る問題点を論議 相続法制検討ワーキングチーム

法務省の相続法制検討ワーキングチームはこのほど第6回会議を開催、短期的な居住権と長期的な居住権に共通の問題点について論議した。事務当局がこのほど公表した議事概要によると、共通の問題点として(1)両者の関係(2)受遺者との関係(3)公租公課等の通常の必要費(4)建物が賃貸物件の場合―などをテーマに話し合い、次に短期的な居住権で(1)期間(2)遺言があった場合(3)占有の喪失―について意見を交換した。長期的な居住権では(1)終身の場合(2)修繕等(3)敷地利用権―などについて論議した。 続きを読む

最低賃金引上げ額確定 注目される今後の効用

最低賃金引上げ額確定 注目される今後の効用

もはや風物詩となりつつある最低賃金の引上げだが、多くの中小企業にとってはひとごとではないだろう。過去5年にわたり、「生活保護との乖離解消」という、企業の生産性とはまったく関係のない議論が先行し、結果として大幅な引上げが続いている。 続きを読む

改正に向け要綱仮案を決定 法制審民法(債権関係)部会

改正に向け要綱仮案を決定 法制審民法(債権関係)部会

法務省の法制審議会民法(債権関係)部会は8月26日、第96回会議を開催、部会資料83-1「民法(債権関係)の改正に関する要綱仮案(案)」および83-2「要綱仮案(案)補充説明」に基づき民法(債権関係)の改正に関する要綱仮案(案)について審議した。その結果、部会資料83-1のうち「第28 定型約款」については、項目全体をペンディング(保留)とすることで合意した。それ以外の項目については、所要の微修正を行ったものをもって「民法(債権関係)の改正に関する要綱仮案」とすることを決定した。同会議で審議した具体的な検討事項は以下の通り。 続きを読む

小規模宅地等特例の拡充 申告書提出が要件

来年1月から、基礎控除の引き下げや最高税率の引き上げなど相続税の課税が強化される一方で、各種の特例も拡充される。小規模宅地等の特例のほか、配偶者に対する相続税額の軽減の特例が代表的であるが、特例を使うと納付すべき相続税額がゼロになる場合でも、申告書の提出が適用の前提となるので注意が必要である。 続きを読む