月別アーカイブ: 2023年8月

企業の7割が賃上げ 最低賃金引き上げに対応

帝国データバンクは「最低賃金引き上げにともなう企業の対応についてアンケート調査」を実施、その結果を発表した。それによると、今回(2023年度)の最低賃金の引き上げを受けて、自社の対応有無を尋ねたところ、何らか「対応する」企業は83.2%と8割を超え、「対応しない」(10.4%)を大きく上回った。 続きを読む

VCファンドの非上場株式 時価評価導入を検討へ

財務会計基準機構の企業会計基準諮問会議は、日本ベンチャーキャピタル協会からの提案を受け、(1)上場企業等のVCファンドへの投資(投資全体)について、時価をもって貸借対照表価額とすること、(2)上場企業等が投資するVCファンドの構成資産である市場価格のない株式について、時価で評価することを検討することについて、企業会計基準委員会の新たなテーマとするかどうか、金融商品専門委員会に評価を依頼することを決めた。 続きを読む

ネットバンキング不正送金 被害急増に金融庁が注意喚起

金融庁はこのほど、フィッシング等によるインターネットバンキングに係る不正送金被害の急増について注意喚起を行った。令和4年8月下旬から9月にかけて急増して以来、一旦は落ち着いていたが、令和5年2月以降、再度被害が急増している。8月4日時点において、令和5年上半期における被害件数は、過去最多の2,322件、被害額も約30.0億円となっている。 続きを読む

生成AIの登場とDX推進 求められるデジタル人材像

経済産業省は、デジタル時代の人材政策に関する検討会での議論を踏まえ、「生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキルの考え方」を取りまとめ発表した。 続きを読む

男性の育児休業取得17.1% 厚労省が雇用均等基本調査公表

厚生労働省が先般公表した雇用均等基本調査結果によると、令和2年10月1日から令和3年9月30日までの一年間に配偶者が出産した男性労働者のうち、育児休業を取得した者の割合は17.13%(対前年比3.16%増)で過去最高となり、着実に男性の育児休業取得者は増加していることが明らかとなった。なお、平成29年度との比較では3.3倍、令和元年度との比較でも2.3倍となっている。 続きを読む

イノベーションボックス税制を中間まとめで導入提言―経産省

経済産業省は「我が国の民間企業によるイノベーション投資の促進に関する研究会中間とりまとめ」を公表した。 続きを読む

IFRS適用企業等は274社 時価総額は増加も適用数は鈍化

東京証券取引所が7月24日に公表した「会計基準の選択に関する基本的な考え方」の開示内容の分析によれば、IFRS適用済会社(254社)、IFRS適用決定会社(14社)、IFRS適用予定会社(6社)の合計は274社であり、昨年に比べ10社の増加にとどまっていることが分かった(対象は3,807社)。274社の時価総額の合計は400兆円(2023年6月末時点)であり、全体(843兆円)に占める割合は47.3%と2.2%増加した。 続きを読む

中国、最重要拠点調査でトップ 人件費上昇などで重要度は低下

帝国データバンクは「2023年の海外進出企業の生産・販売拠点に関する実態調査」結果を発表した。それによると、海外進出企業は中国を生産拠点、販売拠点として最も重視する進出先と回答。しかし、同社は「中国において人件費などのコスト上昇に伴い、投資環境としての優位性の低下や中国に対するカントリーリスクを懸念する声もあり、ポストコロナ時代では、中国を最重要拠点と認識しているものの、国内回帰や他の国・地域へ拠点が移り変わる可能性もある」とみている。 続きを読む

インボイス制度での免税事業者 合理性のある法制度へ

現在新聞紙上等でインボイス制度の免税事業者における対応等についての問題点が報道されています。以下会員の重要な指摘を共有し今後の議論につなげられればと思います。 続きを読む