スタートアップに対する個人からの資金供給を促す観点から、エンジェル税制も拡充される。現行制度は株式の取得のみが対象となっているところ、一定の新株予約権の取得金額も加えられることとなった。 続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 法改正
令和6年度税制改正大綱(3) ストック・オプションの拡充
大綱ではスタートアップ・エコシステムの抜本的強化が強調され、それを踏まえストック・オプションの要件緩和が行われる。【権利行使額の限度額の引き上げ】人材獲得力向上のため、年間限度額(現行:1200万円)が引き上げられる。〇設立5年未満:上場・非上場問わず2,400万円 〇設立5年以上20年未満:非上場会社、上場後5年未満の会社は3,600万円。上場後5年以上の会社は据え置き。〇設立20年以上:上場・非上場問わず据え置き。 続きを読む
年金減額改訂の取消し請求も 国の合理性認め棄却
老齢基礎年金および老齢厚生年金の一方又は双方の受給権者である上告人らが、厚生労働大臣から各自の老齢年金の額を改訂する旨の処分を受けたことから、被上告人を相手に、その取り消しを求めた事案。 続きを読む
令和6年度税制改正大綱(2) 住宅ローン控除等子育て支援
政府が進める「異次元の少子化対策」に合わせ、子育て世帯向けの減税策が並んだ今回の改正。住宅ローン減税は、新築住宅なら年末のローン残高の0.7%を、所得税や住民税から13年間差し引くことができる措置。 続きを読む
令和6年度税制改正大綱(1) 所得税等の4万円特別控除
今回の税制改正では、物価上昇を上回る賃金上昇の実現を最優先の課題とする中で、所得税・個人住民税の定額減税により、いっそう目に見える形で可処分所得を伸ばすことに力点を置いた。 続きを読む
性同一性障害特例法の規定 憲法13条違反と判断-最高裁
本件は、生物学的な性別は男性であるが心理的な性別は女性である抗告人が、性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律(以下「特例法」)3条1項の規定に基づき、性別の取扱いの変更の審判を申し立てた事案。 続きを読む
居住用の区分所有財産の評価 パブコメ結果を公表、一部訂正
国税庁はこのほど、「居住用の区分所有財産の評価について」の法令解釈通達(案)に対するパブリックコメントを募集し、その結果について公表した。102件の意見提出があり、原案に若干の修正が加えられている(評価乖離率が零又は負数になった場合敷地利用権及び区分所有権は評価しない)。主な意見および国税庁の考え方等は以下の通り。 続きを読む
中小企業等の自己変革への挑戦 日商、令和6年度税制改正要望
日本商工会議所は先般、令和6年度税制改正に関する意見を公表した。5つのポイントで中小企業等の支援を要望している。 続きを読む
令和6年度経産省税制改正要望 スタートアップやDX支援等
経済産業省は今般、令和6年度税制改正要望を公表した。ポイントは以下の通り。
1.世界に伍して競争できる投資支援と構造的・持続的な賃上げの実現 1)戦略物資生産基盤税制の創設 2)イノベーションボックス税制の創設 3)カーボンニュートラル投資促進税制の拡充 4)賃上げへの取組に対する繰越控除措置の創設 続きを読む
マンション相続税評価見直し 2024年から通達改正へ
鈴木財務相は27日の記者会見の中で、タワマン節税を是正するために国税庁が相続税の算出方法を是正するという一部報道を受けての質問に、マンションの相続税評価に関しては、国税庁の通達に基づく評価額と、時価が大きく乖離する事例が把握されており、令和5年度与党税制改正大綱でも、市場価格との乖離の実態を踏まえ、適正化を検討するとされている。 続きを読む