カテゴリー別アーカイブ: 人事労務

迫る無期転換ルール 厚労省がサイト開設

労働契約法の改正により、平成25年4月1日以後に開始する有期労働契約が、同一の使用者との間で反復更新され、通算で5年を超えたときには、労働者の申込みにより、期間の定めのない労働契約に転換されるルールが施行される。無期転換が本格化するのは、平成25年4月1日から5年経過する平成30年4月以降となる。 続きを読む

Weeklyコラム責任を取らない人

言葉には曖昧なものが多いが、「責任を取る」もその一つである。例えば、仕事上の責任を取るとは、その職務を遂行する義務と権利があり、その結果生じた問題を引受けることである。但し、問題が生じても、大抵は謝罪や修正によって済むものである。ところで、責任を取ることを拒否する人がいる。自分の職務内容をよく理解していない為、都合悪くなると自分の関知しない(責任が無い)職務と考えてしまう。 続きを読む

「働きやすく生産性の高い 企業・職場」募集開始

厚生労働省は「働きやすく生産性の高い企業・職場表彰」を今年度から実施、生産性向上と雇用管理改善の両立に取組む企業を募集し、優れた取組みを行っている企業を表彰する。 続きを読む

Weeklyコラム 鍛錬による習得

子供のころ、学校の帰り道でこんな見聞をして感動した覚えがある。例えば、左官(かべ屋と呼んだ)が巧妙な手つきですばやく壁を塗る姿、農民が並んで踊るように田植えをする姿、竹細工屋が手品のようにカゴを編んでいる姿、等である。長年に亙る仕事の鍛錬で習得したのであろう。 続きを読む

長時間労働の是正策 テレワーク実施と検証進む

安倍内閣が提案する「働き方改革」では、「同一労働同一賃金」、「時間労働の是正」、「高齢者の就労促進」、「テレワークなど柔軟な働き方の促進」があげられている。このうち、以前から課題にあがってはいるものの、なかなか普及が進んでいないのがテレワークだ。テレワークはITを活用することで、会社に出社せず、サテライトオフィスや在宅で勤務が可能となる制度だが、思ったように普及が進んでいない。 続きを読む

秋に健康経営実践促進セミナー 各地で、中小企業向け―経産省

経済産業省は、中小企業等における健康経営の普及促進に向け、今秋、全国8カ所で健康経営実践促進セミナーを開催する。セミナーでは全国の優良事例とされている企業の実践事例や、今秋運用を開始する予定の「健康経営優良法人認定制度」の紹介など、健康経営に取り組むためのノウハウや支援策等について説明する。 続きを読む

平成28年度「グッドキャリア 企業アワード」募集開始

従業員のキャリア形成は、本人の生涯労働における重要性はもとより、企業にとっても大きな意味を持つ。就労年数を重ねながらキャリアを積み、企業のより一層の生産性向上や産業構造の変化にも対応可能な人材に育ってもらう必要があるからだ。 続きを読む

Weeklyコラム 相手の顔色を見る

人間関係においては、相手の顔色を見て行動したり話したりすることが大事である。念の為、これは相手の機嫌をうかがって何でも迎合するという意味ではない。例えば、販売店や飲食店等の接客開始のタイミングは、お客の顔色を見ることによって捉えられる。「この商品に興味があるので、試着したい」「注文したいメニューが決まったので来てもらいたい」等は、お客の顔色を見ることによってわかる。 続きを読む

同一労働同一賃金実現に向け ガイドライン策定へ

政府がすすめる「一億総活躍プラン」、その中には同一労働同一賃金の実現が含まれている。かねてから同一労働同一賃金については、実現に向けて様々な課題が示されていたが、政府は今後、関係する労働法の改正に着手する考えだ。また、それに先立って、ガイドラインを策定、個別労使が明確に不合理と認識できる取扱いや改善が求められる取扱いを例示すべきとしている。 続きを読む

最低賃金引上げ決着 経営的には大きな課題に

厚生労働省の中央最低賃金審議会2016年度の地域別最低賃金の目安を決めた。安倍首相が経済財政諮問会議において示した3%(24円)の引上げとなり、最低賃金引上げ額の目安を時給で提示するようになった2002年以降、最高の引上げ幅となった。各企業では最終的に確定する最低賃金額を順守せざるを得ず、現在、パートやアルバイトの時給を最低賃金としている企業では3%程度の引上げを行う必要がある。 続きを読む