Weeklyコラム 詰めを慎重に

吉田兼好の『徒然草』に、こんな場面がある。木登りの名人が人を指図して高い木の先を伐らせた際は何も注意しないで、下りる時にもう軒の高さぐらいになってから注意したという。その理由は、「目が回り、枝が折れそうな高い所では、自分がこわがって大事をとっているから、こちらから何にもいうには及ばない。過ちはもうこれは大丈夫といったようなやさしい気のゆるむ所になってから、きっとするものだ」(古谷義徳『徒然草読本』講談社学術文庫) 続きを読む

刑務所へ戻るため通行人殺害 裁判員裁判の死刑判決破棄

服役を終えたばかりの被告人が、人間関係やなじみのない土地及び未経験の仕事等への不安から、罪を犯して刑務所に戻りたいと考え、トラックを窃取して無免許運転し、殺意をもって対向歩行中の被害者A及びBに同車を衝突させ、両名を殺害した上、負傷者の救護も警察官への報告もしなかった、という事案。 続きを読む

販路開拓をプロがサポート 地域活性化パートナー企画開催

独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)はこのほど、地域活性化パートナー企画「販路開拓サポートDAY春」をオンラインで開催する。4つのテーマで14社のパートナー企業担当者から直接募集企画の説明や、質疑応答を実施する。 続きを読む

地域ブランド構築へ報告書 事例交え稼ぐ力の向上へ-日商

日本商工会議所は、地域ブランド産品のバイヤーや、積極的に地域ブランディングに取り組む商工会議所へのヒアリングを通じて、「地域ブランド」を再定義し、地域の資源が地域ブランドに昇華する要素を検討し、地域の稼ぐ力の向上を目指して報告書を取りまとめ発表した。 続きを読む

「女性活躍に関する調査」 厚生労働省が報告書を公表

令和5年度の「女性の活躍推進及び両立支援に関する総合的情報提供事業」の一環として行われた「女性活躍に関する調査」に関する報告書が先般公表された。この調査は、平成27年に制定された女性活躍推進法の浸透状況と課題を明らかにするために、全国の企業を対象に令和5年12月~令和6年1月に実施されたものだ。 続きを読む

政府が事業者向けガイドライン 高齢者等終身サポート増加受け

政府は、病院への入院や介護施設等への入所手続き、葬儀や死後の財産処分などの死後事務等について家族・親族に代わって支援する「高齢者等終身サポート事業」を行う事業者が増加していることに対応、高齢者等終身サポート事業者ガイドライン(案)をとりまとめた。 続きを読む

サステナビリティ開示基準 2027年3月期から段階適用

金融審議会に設置された「サステナビリティ情報の開示と保証のあり方に関するワーキング・グループ」の2回目の会合がこのほど開催された。今回の会合では、国際的なベースラインとなるISSB基準と同等なサステナビリティ情報の開示基準(SSBJ基準)を金融商品取引法令に取り込むことが提案された。 続きを読む

令和6年度税制改正(23) 納税手続きのデジタル化推進

事業経営や取引・財務に関する情報処理、決済の分野でもデジタル化が急速に進展しており、納税者が簡便かつ適正に申告・納付できるよう、税務手続のデジタル化を推進する一連の措置を講ずる。 続きを読む