中小企業庁は、「事業再生ファンドに係る企業再生税制の特例」および「経営者の私財提供に係る譲渡所得の非課税措置の特例」の適用期限がともに平成31年3月末までに延長されたのを受けて、中小企業再生支援スキームを改訂、その内容を公表した。税制の特例措置が創設される場合、同庁では規定の追加・改訂等行うが、今回の改訂の具体的な内容は次の通り。 続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 法改正
9月から医療法人の分割可能に 単独法人の新設分割は非適格
平成27年の医療法改正に伴い、28年9月から医療法人の分割が可能となる。現行では病院等の分割は認められておらず、事業譲渡では、病院の廃止届や新規の開設許可、債権者の個別承諾などの手続きを必要とした。今回の改正で会社法の会社分割と同様のスキームを医療法人でも認めることとなり、組織再編税制の共同で事業を営む場合の適格要件を満たせば適格分割になる。 続きを読む
導入は35年秋に延期すべし インボイス方式―日税連が意見
日本税理士会連合会は7月の正副会長会で、「適格請求書等(いわゆるインボイス方式)保存方式の導入延期に関する意見」を決定した。意見は導入時期について、少なくとも当初予定されていた4年間の経過期間を経た平成35年10月に延期すべきだとし、消費税率引き上げ延期のための法改正ではこの点も明記する必要があるとした。また、導入までの間に引き続き中小事業者の経理処理の実態把握に努め、より負担の少ない制度を検討すべきだと呼びかけた。 続きを読む
特定譲渡制限付株式 所得区分と価額の判定方法示す
国税庁は先般、「『所得税基本通達の制定について』の一部改正について(法令解釈通達)」を公表した。特定譲渡制限付株式の役員等における所得税の課税は譲渡制限解除日にその日の価額で行われることが明確となったことに伴い、制限が解除された時点の所得区分と価額の判定法を示した。 続きを読む
中間試案の案について検討 法制審民法(相続関係)部会
法制審議会民法(相続関係)部会は6月21日、第13回会議を開催、民法(相続関係)等の改正に関する中間試案(案)について検討した。試案は第1配偶者の居住権を保護するための方策、第2遺産分割に関する見直し、第3遺言制度に関する見直し、第4遺留分制度に関する見直し、第5相続人以外の者の貢献を考慮するための方策―の5部構成。配偶者の居住権を保護するための方策は、短期的および長期的に保護するための方策―の二本立て。 続きを読む
民泊サービスで基本的考え方 あり方検討会が最終報告書
観光庁と厚生労働省が共同で立ち上げた民泊サービスのあり方に関する検討会は20日開催した第13回会議で、民泊サービスに関する制度設計の基本的な考え方を盛り込んだ最終報告書をまとめた。 続きを読む
中小企業庁の見解にお墨付き 債務免除の取扱い―国税庁回答
中小企業庁が改定後の「中小企業再生支援スキーム」に従って策定された再生計画に基づき、産業復興機構の組合財産である債権の債務者が債務免除を受けた場合の税務上の取り扱いについて国税庁に事前照会したのに対し、国税庁は同庁の見解の通りで差し支えないと文書回答した。 続きを読む
税制改正に伴う減価償却の変更 ASBJが実務対応報告を公表
企業会計基準委員会(ASBJ)は6月17日、実務対応報告第32号「平成28年度税制改正に係る減価償却方法の変更に関する実務上の取扱い」を公表した。公開草案から内容面での変更点はなく、取扱いの明確化などが行われている。 続きを読む
医業実務支援のノウハウ蓄積と 改正医療法の最新情報を発信
JPBM医業経営部会では、来る7月23日(土)10:00~12:50に行われる、全国統一研修会PartⅡにて専門家に向けた実務支援ノウハウの研修および改正医療法の最新情報を研修します。(医業経営コンサルタント認定研修) 続きを読む
医療機関向け提案力コンテスト 事務所のノウハウ蓄積に活用を
JPBM全国提案力コンテスト(医療機関向け)は本年で3回目を迎えます。少子高齢化や一極集中化等に伴い地域経済・社会の基盤が揺るぎ始めている環境の中で、地域医療の在り方が大きく変わろうとしております。医療法改正に伴い国や地方自治体が掲げる方針のもと、新たな制度改革や新制度創設が待ち受けております。JPBM医業経営部会では、これからの地域医療の潮流を捉え、実務支援に対応できるよう、ノウハウを積み上げながら専門家同士のゆるやかなアライアンスを組んでいくことが重要と考えます。医療法人の事業承継の方法のひとつとして、出資持分を放棄し、特定医療法人の承認申請支援を展開するうえで、外部監査導入の問題が一つのポイントになります。 続きを読む