カテゴリー別アーカイブ: 中小企業

令和6年度税制改正大綱(9) 固定資産税の負担調整措置等

土地に係る固定資産税の負担調整措置については、3年間の延長が明記された。平成9年度から負担水準の均衡化を進めてきた結果、令和2年度の商業地等における負担水準は、据置特例の対象となる60%から70%までの範囲(据置ゾーン)内にほぼ収斂するに至ったが、令和6年度評価替えに反映される令和2年から令和5年までの商業地の地価を見ると、大都市における上昇と地方における下落が混在する状況が続いている。 続きを読む

中小企業の資金調達環境 多様化に向け提言-日商

日本商工会議所はこのほど、「中小企業等の成長資金調達の多様化に向けた提言」を発表した。「地方版スタートアップ」への関心が高まる中で、人材や相談相手が少なく資金の調達手段も限られる地方では限界があり、ヒトやカネを求めて大都市、特に東京に集中する傾向がある。 続きを読む

Weeklyコラム 音頭を取る人の役割

銀行の代表者は頭取であるが、頭取の由来は雅楽の各楽器の首席奏者、或いは「音頭を取る人」であった(『広辞苑』参照)。集団で仕事をする場合は、上司が部下に指示したり、部下が行動に迷った場合に方向を教示したりする音頭取りが必要だ。音頭を取る人がいれば、良い人間関係が出来たり、効率的な仕事を遂行出来たりする。 続きを読む

『社長の平均年齢63.76歳 昨年は過去最高に

東京商工リサーチは「2023年の全国社長の年齢調査」結果を発表した。それによると、社長の平均年齢は前年を0.74歳上回り、63.76歳となり、調査開始した09年以降で最高を更新。社長の年齢分布は70代以上が35.4%(前年33.3%)と初めて30%台後半に達した。 続きを読む

先進の会員事務所見学会 新たなビジネスモデルと反響

2月7日(水)にアタックス税理士法人東京事務所のセミナールームにて、「デジタル時代における会計事務所の未来像」と題して、(株)アタックス・エッジ・コンサルティング代表取締役の酒井様にご講演いただきました。 続きを読む

Weeklyコラム 店舗の視察

「見る」と「観(み)る」の違いを考えてみたい。「見る」は全般的に使い、「観る」はその内の「詳(つまび)らかに見る」場合に使う。じっくり観察すると言っても良い。筆者が経営指導等の勉強や仕事を始めた頃、諸先輩からよく注意された事は、「店舗(商店街や工場等も同じ)はただ見るだけではダメで、必ず見る視点を決めて観察しなければならない」であった。 続きを読む

土地建物一括取得の各資産算定 不動産鑑定評価に合理性

請求人は、売買により一括取得した土地及び建物について、路線価に地積を乗じて売買代金相当額を算出し、これを売買代金の総額から差し引く方法(本件差引法)により算出すべきである旨主張する。 続きを読む

海外展開支援ハンドブック 始めやすい環境を後押し

日本商工会議所はこのほど、「海外展開支援ハンドブック」を作成・公表した(A4版フルカラー28頁)。政府や支援機関で「新規輸出1万者支援プログラム」を推進するなど、中小企業等が新たに海外展開をはじめる環境が整ってきている状況を受けたもの。海外展開の検討から、情報収集、事業計画、リスクマネジメント等と項目ごとに順序だてて解説している。 続きを読む

生産性向上と返済能力の可視化 次年度利益計画の精度アップ

第36回経営データ活用検討会(2月20日(火)15:00~17:00開催予定)では、「次期利益・資金計画策定システム」のバージョンアップをご紹介、演習します。EXCELを活用した「手軽に対応できるツール」を活用することで、コロナ後の次年度の計画作りをお客様とともに策定することには大きな意義があります。 続きを読む

気になる賃金引上げの行方 物価上昇を受け相次いで要求

昨年にも増して、物価高騰を受けた賃金引上げを求める圧力が高まっている。岸田首相は政労使の意見交換会議の席上、「所得増と成長の好循環による新たな経済へ移行するチャンス」がきており、「物価上昇を上回る構造的な賃上げを実現」しなければならず、「物価動向を重視し、昨年を上回る水準の賃上げをお願い」したいと語った。 続きを読む