国土交通省が8月に実施した土地取引動向調査で、土地の取引状況に関する企業の判断DI(「活発である」-「不活発である」)がすべての地域で2月に実施した前回調査から低下した。 続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 不動産
H27年国外財産調書提出状況 総額財産3兆1,643億円
国税庁ではこのほど、平成27年分(平成27年12月31日分)の国外財産調書の提出状況をまとめ発表した。近年、国外財産の保有が増加傾向にある中で、国外財産に係る所得税や相続税の課税の適正化が喫緊の課題となっていることから、国外財産保有者にその保有する国外財産についての申告を促進する仕組みとして、国外財産調書の提出制度が創設され、平成26年1月から施行されている。主な概要は以下の通り。 続きを読む
原処分認容、取り消し請求棄却 相続税の更正処分など―不服審
被相続人に係る相続財産である米国E州F市所在の不動産の価額を、同市財産税の評価額に基づき評価して相続税の申告をしたところ、原処分庁が当該不動産の価額はE州遺産税の申告における価額(鑑定評価額)によるべきであるなどとして、相続税の各更正処分および過少申告加算税の各賦課決定処分をしたのに対し、請求人らがその全部の取り消しを求めた事案で、国税不服審判所は2月4日付で、原処分を相当と認め、取り消し請求を棄却した。 続きを読む
区分所有の固定資産税算定方法 一転、市が勝訴-札幌高裁
区分所有建物であるマンションの固定資産税評価額の算定上、異なる経年減点補正率を乗じ各部分の価額を合算して課税を行った札幌市を地方税法352条1項に反するなどと納税者が訴えた事件で、原告が勝訴した原審から一転、札幌高裁は市の算定方法を認めた。高裁の判断は、以下の通り。 続きを読む
賦課決定処分を全部取り消す 「広大地」と認定―国税不服審
被相続人の妻が相続により取得した土地が、財産評価基本通達24-4《広大地の評価》に定める広大地に該当するか否か、また、同土地の評価額算定にあたり、基本通達24-6《セットバックを必要とする宅地の評価》に準じて減額すべきか否かが争点となった事案で、国税不服審判所は2月9日付で、該当するとした請求人の主張を全面的に認め、原処分庁の相続税の各更正処分と過少申告加算税の各賦課決定処分を全部取り消す旨裁決した。 続きを読む
下落幅の縮小傾向続く 28年地価調査結果―国交省
国土交通省が行った28年地価調査結果によると、27年7月以降の1年間の地価を全国平均でみると、全用途の平均は下落したものの、下落幅は縮小傾向が続いた。用途別でも、住宅地と工業地は下落したものの、下落幅の縮小傾向が継続。商業地は昨年の下落から横ばいに転じた。 続きを読む
老人ホ・サ高住専業1503社 従業は1000社超―民間調査
有料老人ホーム事業、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)事業を主業(専業)としているのは全国で1503社、他業種からの参入(従業)は1011社あることが帝国データバンクの調査結果で明らかになった。調査対象となった2514社を法人格別に見ると、株式会社が1336社で最も多かった。以下医療法人(361社)、有限会社(308社)、社会福祉法人(244社)と続いた。 続きを読む
公共施設毎のグルーピングも可 原則は公共施設等運営権の単位
企業会計基準委員会は、現在、PFI法改正で創設された公共施設等運営権に係る会計上の取扱いについて検討しているが、同運営権に関する減損のグルーピングの取扱いが固まった。 続きを読む
平成29年度税制改正要望 各省庁出揃う
各省庁の平成29年度税制改正要望が出揃った。経済産業省の注目される項目は、スピンオフ時課税繰延等組織再編成税制等に係る所要の見直し(拡充 所得税、法人税)や、地域未来投資促進税制(仮称)の創設(新設 所得税、法人税)、非上場株式等についての相続税・贈与税の納税猶予制度の見直し(経済産業省、金融庁/拡充・相続税、贈与税)、個人事業者の事業用資産に係る事業承継時の負担軽減措置の創設(経済産業省、厚生労働省/新設 相続税、贈与税)など。 続きを読む
賦課決定処分棄却、一部取消し 原処分庁の主張排斥―審判所
不動産貸付業を営む請求人が、賃貸物件の賃借人から受け取った敷金を返還した事実が認められないことなどから、敷金相当額を請求人の不動産所得の金額の計算上、総収入金額に算入できるのかどうかが争点となった事案で、国税不服審判所は27年11月4日付で、算入すべしとの原処分庁の主張を排斥、平成22年分~24年分の所得税の過少申告加算税の各賦課決定処分、22年分の所得税の更正処分および過少申告加算税の賦課決定処分をいずれも棄却、23年分~24年分の所得税の各更正処分および過少申告加算税の各賦課決定処分を一部取り消した。 続きを読む