月別アーカイブ: 2014年9月

循環取引の税務上の取扱い示す 無償による資産の譲受けに該当

架空取引の1つである循環取引だが、この架空取引によって得た金員の税務上の取扱いを示した裁決事例がこのほど明らかとなった。循環取引とは、商品の転売など、複数の会社間で相互に発注を繰り返すことで、架空の売上高を計上する取引手法のことである。 続きを読む

セーフティネット4号に指定 8月豪雨の被災中小企業者

経済産業省は、8月豪雨による災害の影響を受けている中小企業者に対する追加の資金繰り支援措置として、セーフティネット保証4号を発動することを決定、17日から事前相談を開始した。24日の官報で正式に指定する予定。 続きを読む

Weeklyコラム 撤退の好機

いつの時代も、好機を捉えて繁盛店を作る人はよく見かけるが、残念ながら繁盛しているうちに撤退出来る人は少ないようだ。物事は順調に進んでいると感じた時が本当は撤退の好機と言われる。特に好運が予想以上に長く続いていると思ったら、根本的に反省してみる必要があろう。特定の人(会社)にずっと好運が続くということは絶対無いからである。商売や勝負事等においても勝ち続けている時が撤退の最も好機であり、兵法書や戦記物等によると有能な将軍や軍師は攻撃よりも退却が上手と言われる。しかし、順調な時に普通の人が素早く撤退することは非常に難しい。 続きを読む

ベンチャー創造協議会設立 活性化への好循環作り-経産省

経済産業省は、既存企業とベンチャー企業の連携等を促進しベンチャー創造を活性化するため、「ベンチャー創造協議会」を9月24日に設立、伴ってカンファレンスを同日に開催する。同省では、平成26年4月に「ベンチャー有識者会議とりまとめ」で提言された「日本におけるベンチャー企業創出・発展に向けた環境の不整備」という課題解決のため、大企業・中堅企業とベンチャー企業の連携等を促進し、ベンチャー創造の好循環を生み出すため「ベンチャー創造協議会」の設立に至った。 続きを読む

サーバ内のファイルを自動的に削除する方法がある

3月に、事務所の共有サーバ内で30%の削除可能な容量があり、ルールに基づいて廃棄できる環境が必要であることを書いた。このサーバ内の18GBのファイルを削除するのに、ファイル名やフォルダ名を目視で判断して手動で削除したと聞いた。作業期間はざっと1週間程度ということである。目視の場合は、一つずつの名称または作成時期を見て判断することになろう。 続きを読む

JPBM OSS9月会員研修 統一研修会&提案力コンテスト

JPBM9月のOSS会員研修は、今年7月に開催された全国統一研修会の様子を配信します。一つは第29回全国統一研修会PartⅠの「「全国提案力コンテスト」&「医業承継提案力コンテスト」金賞プレゼンテーションと審査員による総括」。 続きを読む

厚生年金加入逃れ対策 現場は寝耳に水?

報道によると年金事務所は国税庁から企業情報を取得し、未加入企業への指導を強化する方針だ。また、加入していても賃金額の相違や加入義務のある従業員の未加入などについても指導を強めている。今年の算定基礎届提出時の調査は例年よりも多かったと指摘する社会保険労務士も多い。 続きを読む

消費税転嫁83%超実施 「理解が定着」-経産省調査

経済産業省はこのほど、消費税の転嫁状況に関する月次モニタリング調査のうち8月書面調査の結果を公表した。今回はアンケートを郵送した4万の事業者のうち、9,644者から回答を得た。 続きを読む

年金基金解散で会計処理が不明 引当計上時期が論点に

年金基金解散で会計処理が不明 引当計上時期が論点に

平成25年6月の厚生年金保険法の改正に伴い、会計上の取扱いで不明確な点が出てきている。その1つが「総合型厚生年金基金の特例解散における会計処理」だ。 続きを読む

相続財産に該当せず 家族名義の預貯金等で不服審

相続財産に該当せず 家族名義の預貯金等で不服審

被相続人が残した形となった家族名義の預貯金等が相続財産に当たるかどうかが争われた事案で国税不服審判所は、その管理状況、原資となった金員の出捐者および贈与の事実の有無等を総合的に勘案すると、被相続人に帰属する相続財産とは認められないと裁決。原処分庁が行った相続税の各更正処分および重加算税の各賦課決定処分について取り消しを求めた審査請求人(共同相続人)らの主張を全面的に認めた。裁定は25年12月10日付。 続きを読む