所得税額前年比10%超の増加 民間給与実態調査―国税庁

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国税庁はこのほど、平成30年分民間給与実態統計調査結果を公表した。事業所の源泉徴収義務者数は、前年から0.1%増の354万件。給与所得者数は5,911万人で、 101万人(1.7%)増加した。

民間の事業所が支払った給与の総額は223兆5,483億円で、前年から7兆8,330億円(3.6%)の増加を見せた。源泉徴収された所得税額は11兆651億円で前年から1兆261億円(10.2%)の増加となり、給与総額に占める税額の割合は4.95%となった。 1年を通じて勤務した給与所得者数は5,026万人で1.6%の増加となり、うち男性は2,946万人、 女性は2,081万人。

給与総額は221兆5,281億円で、3.7%の増加。男女別では男性2.9%増、女性5.7%増となった。正規・非正規の別では正規3.0%増、非正規5.2%増。平均給与は441万円で、2.0%の増加。男性は2.5%増の545万円、女性は2.1%増の293万円となり、正規では2.0%増の504万円、非正規は2.2%増の179万円。業種別では「電気・ ガス・熱供給・水道業」の759万円が1位で、次が「金融業、保険業」の631万円、最も低いのは「宿泊業、飲食サービス業」の251万円と、前年と同じ順になった。

■参考:国税庁|平成30年分 民間給与実態統計調査|

https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2018.htm