アジアを中心に新興国や経済連携協定などによる国際市場の拡大が見込まれている昨今、中小企業の海外展開は着実に進んでおり、「海外と付き合う」ハードルも下がってきている。東京商工会議所国際経済委員会(委員長:丸紅㈱朝田照男会長)は、このほど、日本商工会議所中小企業国際化支援特別委員会(委員長:同上)と共同で、「中小企業海外展開事例集(パンフレット)」を発行した。すでに海外展開されている中小企業の紹介や海外進出への手順・プロセス、相談先などを掲載。海外に目を向けるためのキッカケ作りや、海外展開の検討への参考にと呼び掛けている。 続きを読む
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国際戦略トータルプランにて 国際課税の取組み発表-国税庁
国税庁はこのほど、「国際戦略トータルプラン-国際課税の取組みの現状と今後の方向-」として、その内容を発表した。近年富裕層や海外取引のある企業における、○海外への資産隠し○国外で設立した法人を利用した国際的租税回避○各国の税制・租税条約の違いを利用した国際的租税回避、等の問題がクローズアップされている。国税庁は、国際課税への取組みを重要課題と位置づけ、「国際戦略トータルプラン」の各取組を推進し、課税上問題がある場合は、積極的調査を実施する方針。国税庁は国際課税対応として同プランによる3つのテーマを掲げた。 続きを読む
中小企業等海外展開セミナー 海外展示会活用術とは-大阪府
本年2月に政府系機関、地域の金融機関や商工会議所など国内各地域の企業支援機関が幅広く結集し、海外展開を図る中堅・中小企業等に対して総合的な支援を行う「新輸出大国コンソーシアム」が設立された。同組織の近畿ブロック会議では、TPPを契機としてより多くの企業に海外展開の秘訣を広め、新たなチャンス獲得を目的に中小企業等の海外展開セミナーを開催する。 続きを読む
訪日外国人消費額 2.9%減少9,717億円に
平成28年7-9月期の訪日外国人全体の旅行消費額は9,717億円で、前年同期(1兆9億円)に比べ2.9%減少した。訪日外国人旅行者数は626万人であり、前年同期(535万人)に比べ17.1%増加。訪日外国人1人当たりの旅行支出は155,133円。前年同期(187,166円)に比べ17.1%減少。国籍・地域別にみると、中国が22万8千円(前年同期比18.9%減)、ロシアが22万2千円、イタリアが21万5千円と高い。 続きを読む
ASEAN最新事情講座 開催 ボリューム ゾーン可能性探る
6億人市場であるASEANの今後の経済発展を占う際、ボリュームゾーンもしくは次の中間層となりうるネクスト・ボリュームゾーンと呼ばれる中・低所得者層が注目される。日本企業にとってこれからの市場拡大および、より多くの人々の生活向上につながるボリュームゾーン向けの事業展開には、商品の梱包方法や流通システム、代金回収など、都市部の富裕層向けとはまた異なるノウハウが鍵となる。 続きを読む
国内子会社がIFRSでも 実務対応報告第18号の適用可
企業会計基準委員会は、実務対応報告第18号「連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い」の見直しに着手した。実務対応報告第18号では、在外子会社の財務諸表がIFRS又は米国会計基準に準拠して作成されている場合には、のれんの償却や退職給付会計における数理計算上の差異の費用処理などを除き、当面の間、これらを連結決算手続上、利用することができるとされている。 続きを読む
有望国1位は3年連続ベトナム 取引先海外現地法人の業況調査
日本政策金融公庫中小企業事業は、このほど、「取引先海外現地法人の業況調査」を実施した。本調査は、海外に現地法人を有する同事業取引先を対象に、海外現地法人の業況、経営課題、今後の展望等をアンケート調査したもの。結果概要は以下の通り。 続きを読む
独やラオスなどと協力強化 知財分野で覚書に署名―特許庁
特許庁はこのほどジュネーブで開催された世界知的所有権機関(WIPO)第56回総会の場で、20以上の国・地域の特許庁と会合を持ち、多くの分野で協力を進めていくことを確認し合った。今回新たに合意したのは(1)アルゼンチンとの特許審査ハイウェイ開始(2)ドイツとの特許情報のデータ交換(3)ラオス、チリ、トルコとの知財分野の協力強化。 続きを読む
「日本館」への出品を募集 セビット2017―ジェトロ
日本貿易振興機構(ジェトロ)が2017年3月に独ハノーバーで開催される国際情報通信技術見本市「CeBIT(セビット)2017」への出品企業・団体を募集中だ。募集の対象は中小企業、中堅企業、大企業、地方公共団体、業界団体。ジェトロのウェブサイトを通じて申し込む。締め切りは10月31日。採択結果の通知は11月上中旬にかけて。 続きを読む
輸出で外需開拓目指す中小企業 12月にシンポジウム―公庫
日本政策金融公庫総合研究所は12月1日に東京で「輸出で外需開拓に取り組む中小企業」と題するシンポジウムを開催する。同研究所スタッフや外部有識者の研究報告、輸出によって外需の開拓に成功している中小企業の経営者を招いてのパネルディスカッションを行う。同公庫のHPより申込み受付。受付は11月29日までだが、定員に達し次第締切り。シンポジウムの開催は今年で8回目。詳細は次の通り。 続きを読む