カテゴリー別アーカイブ: 人事労務

雇用保険法の改正 65歳以上の労働者に注意

現行の雇用保険法では65歳以上の労働者が新規に雇用される場合、雇用保険に加入することはできない。また、すでに雇用保険に加入している労働者が4月1日時点で満64歳以上の場合、保険料は免除される制度となっている。 続きを読む

メンタルヘルス対策 取組んでいる事業所の割合微減

厚生労働省が発表した「平成27年労働安全衛生調査(実態調査)」の結果によると、メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所の割合は59.7%となった。平成23年調査時に43.6%、24年時には47.2%だったのに対し、25年に60.7%と一気に拡大していたが、今回の調査では微減という結果となった。 続きを読む

Weeklyコラム やる気を高める工夫

商店街の八百屋や魚屋の店員が大声で発する口上は、今も大変有効である。元気の良い口上で、野菜や魚がより新鮮に見えるから面白い。商売はまず店員のやる気とお客を楽しませる工夫が大切である。その度合い次第で成功の確率が決まる。 続きを読む

改善が必須 運送業の労務管理に問題点多発

運送業における労務環境の悪化に歯止めがかからない。景気の低迷によるコスト削減の影響を受け、運賃は値下げ傾向にある上、当日配送等のサービス拡大による労働時間の増加も深刻だ。 続きを読む

Weeklyコラム 娯楽活用業の時代

もし「娯楽活用業」という業態があれば、これから注目される仕事になるのではなかろうか。そもそも娯楽の定義は曖昧である。三木清の著書『人生論ノート』(新潮文庫)に、「画は画家にとっては娯楽ではなく、会社員にとっては娯楽である。音楽は音楽家にとっては娯楽でなく、タイピストにとっては娯楽である」とある。つまり、娯楽は自己の仕事以外の分野であり、生業には関係なく楽しみの為に行うことである、と。 続きを読む

意外と知られていない? 公正採用選考人権啓発推進員

一般社団法人日本経済団体連合会は2018年度入社の大学卒業予定者及び大学院修士課程修了予定者等の採用選考について指針を発表した。採用にあたり公平・公正な採用の徹底、正常な学校教育と学習環境の確保、採用選考活動開始時期、採用内定日の遵守、多様な採用選考機会の提供に留意するよう求めている。 続きを読む

Weeklyコラム シニアの働きがい

今、シニア社員の働き方に注目が集まっている。定年と同時に隠居する等は、遠い昔の話となってしまった。一体、社員を大事にしている会社とは、どんな処遇をしているところであろうか。給与が高い、福利厚生制度が整っている、残業が少ない、休日が多い…、確かにこれらもよい会社の要件であるが、定年後に継続雇用があってもその処遇が大きく低下したら、果たして満足するだろうか。 続きを読む

高年齢者雇用開発コンテスト 2016年度入賞企業表彰

厚生労働省は2016年度「高年齢者雇用開発コンテスト」の入賞企業29社を公表、それぞれを表彰した。このコンテストは高年齢者雇用の重要性の理解促進と、意欲と能力のある高年齢者が働き続けることができる職場づくりのアイディアの普及を目的に毎年開催されている。 続きを読む

高齢者の雇用環境整備に注力 厚労省が28年版厚生労働白書

厚生労働省は28年版厚生労働白書で、働く意欲のある高齢者が長年培ってきた知識や経験を生かし、年齢にかかわりなく活躍し続ける「生涯現役社会」を実現することは、高齢者自身の健康や生きがいにもつながりますます重要になっているとの認識を示し、今後特に65歳以降の高齢者の就業機会を確保するため、高齢者の雇用環境の整備等への支援や再就職支援等を行っていく方針を明確にした。 続きを読む

男性の育児休業取得 低率ながらも増加傾向

平成27年度雇用均等基本調査によると、育児休業を取得した男性社員は2.65%(前年度2.30%)となり、過去最高を記録したことがわかった。低率ではあるものの、着実に増加傾向にある。一方、育児休業取得期間を見ると、女性の場合、10ヵ月以上12ヵ月未満が最多で31.1%、ついで12ヵ月以上18ヵ月未満(27.6%)であるのに対し、男性の場合、5日未満が56.9%で最多、ついで5日以上2週間未満(17.8%)となっている。3ヵ月未満の合計では女性が3.9%、男性は95.2%という結果となった。 続きを読む