カテゴリー別アーカイブ: 事業承継・相続

第9回民事信託検討会開催 相続時や債権者対応にスポット

去る12月9日(金)15:00~17:00より民事信託検討会が開催されました。今回は継続案件である不動産管理信託および後継ぎ遺贈型受益者連続信託の最終フェーズとなる債権者(金融機関)対応にスポットを当て、全体検討を行いました。 続きを読む

事業承継ガイドラインを改訂 「診断」の導入を提起―中企庁

中小企業庁は「事業承継ガイドライン」を改訂・公表した。(1)事業承継に向けた早期・計画的な取り組みの重要性(事業承継診断の導入)(2)事業承継に向けた5ステップの提示(3)地域における事業承継を支援する体制の強化―が主な内容。 続きを読む

H29年度税制改正大綱発表 配偶者控除等人的控除見直しへ

12月8日、平成29年度与党税制改正大綱が発表された。以下外観を見ていく。基本的考え方として、わが国の構造的問題から、個人消費や設備投資に力強さを欠く状況で、女性や若者の活躍を目指すべく「働き方改革」や「イノベーション」を両輪とする手当が目立つ。個人所得課税改革の第一弾として配偶者控除・配偶者特別控除の見直しが行われる。デフレ脱却や経済再生に向けては、競争力強化のための研究開発税制の見直しや、賃上げを促すための所得拡大促進税制の見直し、コーポレートガバナンス改革・事業再編の環境整備に関する税制が厚めに整備されている。 続きを読む

7割が後継者不在に悩む 全国56万社オーナー企業分析

全国のオーナー企業について業種別、年商規模別、後継者の有無別等による調査結果が発表された。(帝国データバンク:56万社調べ)それによると、業種別では「建設業」が10万2185社(構成比23.5%)、「卸売業」が8万8254社(同20.3%)、「サービス業」7万1618社(同16.5%)の順となった。年商規模別では10億円未満の企業が約9割を占めている。オーナー率も「1億円未満」が87.9%、「1億~10億円未満」が81.2%で。それ以上の企業は50%台以下になる。 続きを読む

民事信託検討会内の個別案件 税務取り扱いで意見交換

現在民事信託検討会にて進めております不動産オーナーにおける不動産管理信託と後継ぎ遺贈型受益者連続信託に係る具体的案件について、最終段階の(1)公証役場との調整(2)債権者(金融機関)との調整に関して、検討会有志が集まり、踏み込んだ意見交換が持たれました。 続きを読む

相続税の申告漏れ減少も 海外資産関連は増加へ-国税庁

国税庁はこのほど、平成27事務年度における相続税の調査の状況を公表した。実地調査の件数は11,935件(前事務年度比3.8%減)、申告漏れ等の非違件数は9,761件(同3.8%減)で、非違割合は前事務年度と同じ81.8%となった。申告漏れ課税価格は3,004億円(同8.8%減)で、実地調査1件当たりでは2,517万円(同5.3%減)であった。 続きを読む

企業の判断DI、全地域で低下 土地取引動向調査―国交省

国土交通省が8月に実施した土地取引動向調査で、土地の取引状況に関する企業の判断DI(「活発である」-「不活発である」)がすべての地域で2月に実施した前回調査から低下した。 続きを読む

H27年国外財産調書提出状況 総額財産3兆1,643億円

国税庁ではこのほど、平成27年分(平成27年12月31日分)の国外財産調書の提出状況をまとめ発表した。近年、国外財産の保有が増加傾向にある中で、国外財産に係る所得税や相続税の課税の適正化が喫緊の課題となっていることから、国外財産保有者にその保有する国外財産についての申告を促進する仕組みとして、国外財産調書の提出制度が創設され、平成26年1月から施行されている。主な概要は以下の通り。 続きを読む

原処分認容、取り消し請求棄却 相続税の更正処分など―不服審

被相続人に係る相続財産である米国E州F市所在の不動産の価額を、同市財産税の評価額に基づき評価して相続税の申告をしたところ、原処分庁が当該不動産の価額はE州遺産税の申告における価額(鑑定評価額)によるべきであるなどとして、相続税の各更正処分および過少申告加算税の各賦課決定処分をしたのに対し、請求人らがその全部の取り消しを求めた事案で、国税不服審判所は2月4日付で、原処分を相当と認め、取り消し請求を棄却した。 続きを読む

区分所有の固定資産税算定方法 一転、市が勝訴-札幌高裁

区分所有建物であるマンションの固定資産税評価額の算定上、異なる経年減点補正率を乗じ各部分の価額を合算して課税を行った札幌市を地方税法352条1項に反するなどと納税者が訴えた事件で、原告が勝訴した原審から一転、札幌高裁は市の算定方法を認めた。高裁の判断は、以下の通り。 続きを読む