カテゴリー別アーカイブ: 経営者向け

スタンドバイ・クレジット 中国の大手銀行締結で10行に

日本政策金融公庫中小企業事業(以下「日本公庫」)はこのほど、中華人民共和国(以下「中国」)の大手商業銀行「平安銀行」と「スタンドバイ・クレジット制度(以下「同制度」)」にかかる業務提携契約を締結した。これにより、中国全土で同制度を活用することができるようになる。同制度は、平成24年8月に「中小企業経営力強化支援法」の施行を受けて、日本公庫が取り扱いを開始した制度。本制度において日本公庫は、業務提携する海外金融機関に対して債務保証のための信用状を発行、中小企業者の現地流通通貨建て資金調達の円滑化をサポートするもの。為替リスク回避や、資金調達手段の多様化等メリットがある。 続きを読む

中小企業等経営強化法 7月1日より施行

「中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律の一部を改正する法律(以下、「中小企業等経営強化法」)」が、28年7月1日より施行された。また、併せて所要の規定が整備される。中小企業・小規模事業者等の経営強化を図るため、事業所管大臣が事業分野ごと(製造、卸・小売、外食・中食、宿泊、医療、介護、保育、貨物自動車運送業、障害福祉、船舶、自動車整備の計11分野)に経営力向上のための取組等について示す指針を事業所管大臣において策定するとともに、当該取組を支援するための措置等を講じる。 続きを読む

Weeklyコラム 勘の養い方

勘とは、「直感的にさとる、心のはたらき」だと言う(三省堂『国語辞典』)。勘の定義はともかく、一体勘はどのように養うものだろうか。筆者としては、勘は何かに有用な単純な動作や訓練によって習得出来る、と考える。 続きを読む

民泊サービスで基本的考え方 あり方検討会が最終報告書

観光庁と厚生労働省が共同で立ち上げた民泊サービスのあり方に関する検討会は20日開催した第13回会議で、民泊サービスに関する制度設計の基本的な考え方を盛り込んだ最終報告書をまとめた。 続きを読む

第6回民事信託検討会開催 多様な論点で第二ステージへ

去る6月28日(火)15:00~17:00三井住友信託銀行芝営業部会議室にて、「JPBM第6回民事信託検討会」が開催されました。今回は23名のご参加を得て、新たな事例の検討や「任意後見制度」と民事信託とのかかわりに関するミニ研修(法定後見と比較しながら任意後見の概要、趣旨、財産管理に関する法律行為、任意後見と民事信託の併用(「代理権目録」への「信託」の記載等)の可能性等解説)、区分所有不動産の民事信託スキーム(現状共有者数十名の共有者協議会で管理している不動産の建替え要請に伴う民事信託を使った管理方法の転換)、三井住友信託銀行からの民事信託支援サービスの提案等、盛りだくさんな内容になりました。 続きを読む

依然続く定時決定時 調査不正発覚のケースも

算定基礎届の提出時期が近づいている。各事業場には算定基礎届等の用紙が届いている頃だが、今年度も例年通り定時決定時調査が行われる予定で、慣れていない事業場では調査の呼出状に驚くことが少なくない。 続きを読む

販路開拓の課題はマッチング 中小企業の海外戦略―通商白書

経済産業省は28年版通商白書をまとめ公表。中小・零細企業の海外販路開拓について▽海外の顧客のニーズに応じたデザイン性の高い商品の開発や、オンラインプラットフォームの活用を通じて伝統工芸等の海外展開を図る事例も登場した▽商社・卸売業者を活用することにより現地の情報収集やマーケティングなどに必要な経費を節約できたとする企業が多く、輸出促進に効果がある▽その一方、自社に適した商社、卸売業者を見つけられないとする事業者も多く、販路開拓支援などのマッチングが課題―と総括した。 続きを読む

公共施設等運営権は資産計上へ ASBJが実務対応報告を検討

企業会計基準委員会(ASBJ)は、現在、PFI法改正で創設された公共施設等運営権に係る会計上の取扱いについて検討している。平成26年6月に閣議決定された「日本再興戦略」改訂2014において、会計上の処理方法の整理が明記されており、内閣府が公共施設等運営権制度の運営権者(民間事業者)における公共施設等運営権の会計処理を要望していたものである。 続きを読む

異議申し立て件数増加 訴訟は過去10年最低件数

国税庁は先般、27年度の異議申立ての状況を取りまとめた。法人税を除くすべての税目に係る件数が増加し、計3,191件(前年度比15.8%増)となった。要処理件数は3,841件で、3,200件が処理された。認容の件数は270件で、全体の8.4%。一部認容が212件、全部認容が58件であった。3カ月以内に処理された割合は、99.3%。 続きを読む

35%の企業、東京五輪プラス 3社に1社「売り上げ増加」

帝国データバンクが発表した「リオおよび東京五輪に対する企業の意識調査」結果によると、東京五輪では企業の34.9%が自社の企業活動に「プラスの影響」と回答。売り上げが「増加する」とした企業は3社に1社あった。この調査は5月18日から31日にかけて、全国2万3586社を対象に実施、回答率は44.9%だった。 続きを読む