第6回民事信託検討会開催 多様な論点で第二ステージへ

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去る6月28日(火)15:00~17:00三井住友信託銀行芝営業部会議室にて、「JPBM第6回民事信託検討会」が開催されました。今回は23名のご参加を得て、新たな事例の検討や「任意後見制度」と民事信託とのかかわりに関するミニ研修(法定後見と比較しながら任意後見の概要、趣旨、財産管理に関する法律行為、任意後見と民事信託の併用(「代理権目録」への「信託」の記載等)の可能性等解説)、区分所有不動産の民事信託スキーム(現状共有者数十名の共有者協議会で管理している不動産の建替え要請に伴う民事信託を使った管理方法の転換)、三井住友信託銀行からの民事信託支援サービスの提案等、盛りだくさんな内容になりました。

意見交換の概要としては、第一次受益および第二次、第三次受益と遺留分の取り扱いの問題、公証役場における民事信託契約書の取り扱い(受託者における株式会社の是非等)、区分所有不動産の民事信託活用における担保や保証の取り扱い、等かなり多様な論点が抽出され、活発な議論を呼びました。

次回は7月23日(土)午前中、全国大会全国統一研修会の場にて行われます。検討会における士業連携の成果事例を中心に、会場参加者との質疑応答も含めて、実務性の高い内容を予定しています。