カテゴリー別アーカイブ: 税務

H30年度税制改正大綱(2) 事業承継税制が抜本的拡充

中小企業経営者の高齢化が進展する中、円滑な世代交代を早急に図るため、10年間の特例措置として事業承継税制の抜本的な拡充が行われることとなった。 続きを読む

平成28年度相続税申告状況 ほぼ昨年並みに推移-国税庁

国税庁はこのほど、平成28年中に発生した相続・遺贈等による財産取得による相続税の申告状況の概要をまとめ公表した。平成27年1月1日以後の相続等は、平成25年度税制改正により、基礎控除額の引下げ等が行われているため大きく増加している。 続きを読む

原処分の一部を取り消す 代表取締役の役員給与―審判所

請求人が法人税の所得金額の計算上、損金の額に算入した代表取締役に対する役員給与の額について原処分庁が、不相当に高額な部分の金額があり、同金額は損金の額に算入されないなどとして更正処分等をした。請求人が代表の職責を考慮せずに行われた原処分は違法などとしてその一部の取り消しを求めた事案で国税不服審判所は4月25日付で、法人税の各更正処分・過少申告加算税の各賦課決定処分、復興特別法人税の更正処分・過少申告加算税の賦課決定処分をいずれも一部取り消すとともに、その他の原処分に対する審査請求には理由がないとして棄却した。  続きを読む

H30年度税制改正大綱(1) 所得税控除・基礎控除の見直し

自民・公明両党はこのほど、30年度税制改正大綱を取りまとめた。今回から8週にわたって、その概要を解説する予定。個人所得課税の見直しについては具体的な方針が決定し、多様な働き方の拡大を受けて、どのような所得にでも適用される基礎控除に、負担調整の比重を移していくこととなった。 続きを読む

平成30年税制改正大綱発表 納税猶予の特例制度創設等

14日与党税制改正大綱が発表された。少子高齢化克服策として、所得税や法人税等の手当が施され、待ったなしの中小企業の代替わり支援として事業承継税制の抜本的拡充等が行われた。 続きを読む

相続で取得した減価償却資産 引き継いで計算―国税庁Q&A

国税庁は今般、H/P上の「質疑応答事例」、「所得税」のうち「必要経費」の項で、「相続により取得した減価償却資産の耐用年数」を掲載した。概要は以下の通り。 続きを読む

H30年度税制改正研修 大綱概要とポイントをいち早く

JPBMでは新春特別会員研修として「平成30年度税制改正大綱の概要と対応ポイント」と題し、いち早く研修を行ないます。 続きを読む

所得税は高所得者や多様化対応 政府税調が中間報告

政府税制調査会はこのほど、「経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告」をまとめた。この中では、勤務経費の概算控除であるとされるわが国の給与所得控除が他の主要国の同様な制度と比べ金額水準が高いことについて、適正化が必要であるとし、当面は高所得者について水準の見直しを進めていくことが適当とした。 続きを読む

未処理欠損金の引き継ぎ可能 株主が個人の法人―国税局回答

株主が個人である法人が適格合併を行った場合の未処理欠損金額の引き継ぎについて、吸収合併企業が名古屋国税局に事前照会したのに対し、同局が文書回答した。 続きを読む

子会社の主たる事業は製造業 来料加工取引―高裁、控訴棄却

いわゆる来料加工取引を行う大手電機機器メーカーの香港子会社が外国子会社合算税制の適用除外要件(29年度改正前)を満たすか否かをめぐり争われた事件で東京高裁は、子会社の主たる事業は「製造業」であり、適用除外要件の一つである「所在地国基準」を満たさず、適用されると判断、会社側の控訴を棄却した。会社側は子会社の主たる事業を「卸売業」であるとし、適用除外の対象となると主張していた。一審の東京地裁に続く敗訴。 続きを読む