カテゴリー別アーカイブ: 税務

令和6年度税制改正大綱(3) ストック・オプションの拡充

大綱ではスタートアップ・エコシステムの抜本的強化が強調され、それを踏まえストック・オプションの要件緩和が行われる。【権利行使額の限度額の引き上げ】人材獲得力向上のため、年間限度額(現行:1200万円)が引き上げられる。〇設立5年未満:上場・非上場問わず2,400万円 〇設立5年以上20年未満:非上場会社、上場後5年未満の会社は3,600万円。上場後5年以上の会社は据え置き。〇設立20年以上:上場・非上場問わず据え置き。 続きを読む

令和6年度税制改正大綱(2) 住宅ローン控除等子育て支援

政府が進める「異次元の少子化対策」に合わせ、子育て世帯向けの減税策が並んだ今回の改正。住宅ローン減税は、新築住宅なら年末のローン残高の0.7%を、所得税や住民税から13年間差し引くことができる措置。 続きを読む

令和6年度税制改正大綱(1) 所得税等の4万円特別控除

今回の税制改正では、物価上昇を上回る賃金上昇の実現を最優先の課題とする中で、所得税・個人住民税の定額減税により、いっそう目に見える形で可処分所得を伸ばすことに力点を置いた。 続きを読む

令和4事務年度相続税調査状況 件数、追徴税額とも増加

国税庁はこのほど、令和4事務年度における相続税の調査等の状況をとりまとめ公表した。令和4事務年度においては、令和3事務年度から、実地調査件数(8,196件)、追徴税額合計(669億円)ともに増加(対前事務年度⽐129.7%、119.5%)。 続きを読む

令和6年度税制改正大綱発表 デフレ脱却・賃上げに焦点

与党自民党等は14日、令和6年度税制改正大綱をまとめ発表した。以下のような中小企業関連の項目が上がっている。 続きを読む

破産財団の剰余金の配当所得 管財人に納税義務の主張棄却

請求人の破産手続開始の決定後に、破産財団に属する株式に関する剰余金の配当により配当所得が生じているとして下された原処分に対し、これは非課税所得であり、仮に課税所得であるとしても破産管財人に源泉徴収義務又は確定申告及び納付義務があるとして、請求人はその取消しを求めた。 続きを読む

確定申告準備編サイトを開設 申告書作成ガイドも-国税庁

国税庁はこのほど、ホームページにおいて、令和5年度分確定申告に関する情報を整理して「準備編」としてまとめ公表した。 続きを読む

GM課税制度の会計処理案公表 2024年4月1日から適用へ

企業会計基準委員会は11月17日、実務対応報告公開草案第67号「グローバル・ミニマム課税制度に係る法人税等の会計処理及び開示に関する取扱い(案)」等を公表した(1月9日まで意見募集)。 続きを読む

令和6年度改正税法の手引き お申込先行予約受付開始!

令和6年度税制改正大綱が今月中旬に発表される見通しとなっています。来年度は、投資促進や賃上げ実施支援その他、一連の経済政策に合わせた税制改正が想定されます。 続きを読む

所得税・消費税の調査状況で 所得税の追徴税額過去最高に

国税庁は今般、令和4事務年度の所得税・消費税(個人事業者)の調査の状況を公表した。所得税の実地調査の件数は計4万6千(前事務年度3万1千)件、簡易な接触は59万2千(同56万8千)件。うち、33万8千(同31万7千)件で申告漏れ等の非違があった。 続きを読む