中小企業家同友会全国協議会の企業環境研究センターが3月に会員企業を対象に実施した2017年度の賃上げに関する調査で、「賃上げ実施を決定」、「賃上げ実施を予定」と回答した企業の割合が73.3%にのぼり、2年前の15年同期に行った前回調査で示された57.8%を15.5%ポイントも上回ったことがわかった。 続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 景況
生産技術職の確保、育成が課題 中小企業―ものづくり白書
経済産業、厚生労働、文部科学の3省は「平成28年度ものづくり基盤技術の振興施策」(ものづくり白書)を共同で作成、公表した。経産省は、同省が執筆した第1部第2章「ものづくり産業における人材の確保と育成に関する課題と対応」の中で、「今後、ものづくり産業の成長に求められる人材像をみると、中小企業は大企業と比べて『熟練技能者』を求める優先順位が高くなっている一方で、『生産技術職』を求める優先順位が低くなっている。今後、技術革新が激しくなる中、中小企業においても生産技術職の確保、育成が課題になってくる」との認識を示した。 続きを読む
設備投資、2社に1社が計画 「運輸・倉庫業」は7割超に
帝国データバンクが発表した2017年度の設備投資に関する企業の意識調査によると、2社に1社が設備投資を計画していることが明らかになった。規模別では大企業(60.8%)が6割を超えているが、中小企業は50.3%、小規模企業は38.1%と規模が小さくなるほど設備投資を予定する企業の割合が低下している。(2万3920社対象、回答率42%) 続きを読む
創出事例集を公開―経産省 兼業・副業を通じた新事業
経済産業省は「兼業・副業を通じた創業・新事業創出に関する研究会」を設置し、兼業・副業の実態や優良事例を把握、現状の課題や官民がなすべき政策的方向性を検討。これを踏まえ、兼業・副業を実践している働き手や容認している企業の創業・新事業創出の事例集を公開した。事例集で取り上げたのは個人の例が計12、企業の例が8。その一部を紹介すると― 続きを読む
海外展開制度の利用が過去最高 輸出入に取り組む事業者が増加
日本政策金融公庫は28年度の海外展開・事業再編資金の融資実績とスタンドバイ・クレジット制度の実績をまとめ公表した。融資実績は、融資先が前年度比18%増の1,811先、融資総額が同42%増の375億円で、融資先数は過去最高となった。同制度の利用実績も103先と過去最高。 続きを読む
中古車小売業倒産、5年ぶり増 業者間の競争激化が主因
帝国データバンクが発表した2016年度の自動車(新車・中古車)小売業の倒産(法的整理)動向調査結果によると、中古車小売業の倒産は前年度比40.6%増の97件で、5年ぶりに前年度を上回った。 続きを読む
「住宅の貸付け」に該当する 請求人の主張を棄却―不服審
観光庁はこのほど、大部の「平成28年度観光の状況」及び「平成29年度観光施策」(観光白書)を公表した。第1部が「平成28年 観光の動向」で、第1章は「世界の観光の動向」第2章は「日本の観光の動向」。2015年統計で日本は外国人旅行者受入数ランキングにおいて、世界16位(アジア6位))、2016年の訪日外国人旅行者数は2,404万人(対前年度比21.8%増)となった。中でもアジア全体の旅行者が2,010万人(全体の83.6%)を占める。 続きを読む
設備投資を行った小企業が微減 2016年度―政策金融公庫
日本政策金融公庫総合研究所が行った2016年度の小企業の設備投資動向調査結果によると、設備投資を実施した企業の割合は前年度に比べて0.5ポイント低下し26.1%となった。 続きを読む
三菱自下請け企業8400社弱 燃費不正問題も年間621社増
三菱自動車グループの下請け企業は全国に8398社あり、前回調査(昨年4月)に比べて621社増えたことが、帝国データバンクの実態調査結果で明らかになった。一次と二次の下請け先の総従業員数(非正規社員除く)は43万8749人で、前回調査比約2万7000人増加。今回の調査は三菱自動車の燃費不正問題が発覚して約1年が経過し、下請け先の変化状況を把握するため実施した。 続きを読む
ベトナム投資カンファレンス フック首相講演&交流会開催
ジェトロは、ベトナム社会主義共和国グエン・スアン・フック首相の訪日機会を捉え、ベトナム計画投資省との共催により、「ベトナム投資カンファレンス」およびビジネス交流会を開催する。 続きを読む