経済産業省は「兼業・副業を通じた創業・新事業創出に関する研究会」を設置し、兼業・副業の実態や優良事例を把握、現状の課題や官民がなすべき政策的方向性を検討。これを踏まえ、兼業・副業を実践している働き手や容認している企業の創業・新事業創出の事例集を公開した。事例集で取り上げたのは個人の例が計12、企業の例が8。その一部を紹介すると―
【個人】▽市橋健=兼業・副業で地ビール・ビジネスを創業、地域貢献を実践▽北田健=兼業・副業を活かして実家の家業を継承▽西村創一朗=本業では得難いスキル・経験・ネットワークを得て、本業・複業で新規事業を企画▽吉川雅志=兼業・副業を通じて他産業へ転職、兼業・副業で自社サービスを活用しサービス改善▽渡辺トオル=経営者の立場で複数の企業に参画し「複業」化▽渡邉智浩=兼業・副業を活かし本業で新規事業を立ち上げ、本業・副業連携で顧客開拓)(敬称略)
【企業】▽オイシックス=兼業・副業が「当たり前」の会社に▽サイボウズ=100人いれば100通りの人事制度があってよい▽ドン・キホーテ=対象者限定で兼業先との労働時間通算を試行▽大手製造業A社=優秀な人材=タレント確保、シニア世代のセカンドキャリア開拓
■参考:経済産業省|兼業・副業を通じた創業・新事業創出事例集を取りまとめました|
http://www.meti.go.jp/press/2017/05/20170531005/20170531005.html