イクメン企業とイクボス 受賞企業が決定-厚労省

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厚生労働省は育児を積極的に行う男性=「イクメン」と、部下の育児と仕事の両立を支援する管理職=「イクボス」の募集を行い、応募企業の中からそれぞれの受賞企業を決定した。イクメン企業アワードは今年で6回目となる。

今回の受賞企業はグランプリ、特別奨励賞がそれぞれ2社となった。また、今回で5回目となるイクボスアワードもグランプリ、特別奨励賞がそれぞれ2社選定された。 イクメン企業の取組みでは、社内のイクメンとイクボスを社長が表彰し、全社的に機運を盛り上げている、育休中に資格を取得した者へ報奨金を支給する、miniMBAや語学などを学ぶ機会を提供するといった試みが評価されている。イクボスグランプリを受賞した大手スーパーの店長の受賞理由は、部下の育児と仕事の両立への配慮に加え、キャリア支援、管理職の楽しさを伝えることで将来のイクボス養成を行ったこと、店内オペレーションの簡素化、部下への権限委譲等の業務改善を行った結果、営業利益の2年連続増益も実現したことなどがあげられている。

受賞した各企業では社員の育児休暇取得を、企業にとってのデメリットではなく、業務改善による生産性向上や社員のキャリアアップにつなげるチャンスとして捉えているようだ。

■参考:厚生労働省|「イクメン企業アワード2018」・「イクボスアワード2018」の受賞企業・受賞者を決定しました~10月18日開催の「イクメン推進シンポジウム」で表彰式~

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000187000.html