第8回民事信託検討会開催 自社株承継信託をめぐって議論


去る10月11日(火)15:00~17:00にて第8回民事信託検討会が開催されました。今回は新たな論点として自社株の信託をめぐって検討が加えられました。第1部は、りそな銀行プライベートバンキング部所属コンサルタントより自社株承継信託の(1)他益型(議決権留保型)(2)遺言代用型(3)自益型(受益権譲渡型)(4)自益型(議決権第三者指図型)の4つのスキームを事例も交えて説明いただきました。種類株式との連携や、遺留分への対応、また商品概要説明書の中で、受託報酬手数料等も表示され、今後の民事信託設計に向けた参考となりました。

第2部では参加メンバーより、先妻との娘と後妻の連れ後(後継者候補)への自社株承継をめぐる問題で、民事信託を利用した遺留分対策や事業承継税制の活用、養子縁組等の提案事例が発表されました。遺留分相当額の配当受益権を娘へ渡す際の財産評価の問題や、信託と事業承継税制の併用不可の問題が指摘され、後者は今年も税制改正要望であげられているが、見通しは厳しいとの意見が出されました。

また、既存発表事例の進捗報告等活発な意見交換が行われました。次回開催は12月9日(金)、多数のご参加をお待ちしています。