ゴルフ場の用に供されている山口県下松市所在の一団の土地に係る固定資産税の納税義務者である被上告人が、土地課税台帳に登録された本件各土地の平成27年度の価格を不服として同市固定資産評価審査委員会に審査の申し出をしたところ、棄却決定を受けた。 続きを読む
タグ別アーカイブ: 最高裁判所
職務に関し知つたときに該当 金商法違反被告事件で最高裁
最高裁第三小法廷は、金融商品取引法197条の2第15号、167条の2第2項(167条1項6号)が適用された金商法違反被告事件で上告を棄却した。第1審、原審ともに、被告人が株式公開買い付け(TOB)実施に関する事実を職務に関し知った場合に該当すると解し金商法を適用した。 続きを読む
憲法21条1項に違反しない 大阪市ヘイトスピーチ対処条例
大阪市ヘイトスピーチへの対処に関する条例(平成28年市条例第1号)2条、5~10条は、一定の表現活動をヘイトスピーチとした上で、該当する表現活動のうち市の区域内で行われたもの等について、市長が表現の内容の拡散防止のために必要な措置等をとるほか、 続きを読む
民法405条の適用は不適当 遅延金の元本組み入れ―最高裁
A社株式を保有しているB社の排除を専らの目的で、A社が募集割り当て方式で新株を発行。その結果、B社が保有するA社株式の価値が著しく棄損された。
民事再生法の不認可事由ない 再生計画認可―最高裁も棄却
医療法人社団冠心会を再生債務者とする再生手続きで行われた再生計画認可決定に対し、再生債権者である各抗告人が民事再生法174条2項3号等に該当する事由があると主張して即時抗告をしたところ、原審が棄却決定をした。 続きを読む
訴訟提起時に消滅時効完成 賠償請求部分を破棄―最高裁
平成27年2月26日、被上告人が運転する大型自動二輪車と上告人が運転する普通乗用車が衝突。被上告人は頸椎捻挫等の傷害を負い、8月25日、症状固定の診断がされた。車両も損傷。 続きを読む
沖縄防衛局の是正指示は適法 県知事の請求棄却―最高裁
沖縄・普天間飛行場の代替施設を名護市辺野古沿岸域に設置するための公有水面の埋め立てに関し、沖縄防衛局(被上告人)が沖縄県漁業調整規則41条に基づき県知事(上告人)に対し、埋め立て区域内に生息する造礁さんご類を区域外に移植することを内容とする採捕の許可を求める2件の申請をしたが、上告人は何らの処分もしなかった。 続きを読む
書類の照合で任務全うでない 会計限定監査役の職務―最高裁
上告人(株式会社)が監査役だった被上告人に対し、被上告人が任務を怠ったことにより従業員による継続的な横領の発覚が遅れて損害が生じたと主張、 続きを読む
株式会社の債権者に該当 総会議事録閲覧権ある―最高裁
株式会社(上告人)が、発行する普通株式とA種種類株式の併合を計画。株主総会、普通株式の株主による種類株主総会に諮り決議も成立した。同社株を保有していた被上告人は総会に先立ち、反対を通知した上で総会でも反対。会社法182条の4第1項に基づき株式を公正な価格で買い取ることを請求した。 続きを読む
名義借り取引の利益分配は無効 宅建法の趣旨に反する―最高裁
専任の宅地建物取引士として会社勤務しながら不動産取引に係る事業を計画した被上告人と、取引士の資格を有するyが代表取締役を務める法人(上告人)が、土地建物の売買契約に伴う利益分配をめぐり争っている事案で最高裁第三小法廷は、 続きを読む