表題は、「百里を行く者は、九十を半(なか)ばとす、と。此れ末路の難(かた)きを言うなり」(『戦国策』林秀一・福田襄之介著、明治書院新書漢文大系)という言葉で有名である。人生や事業経営等は、途中がずっと順調であっても最終コーナーが難しい。 続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: Weeklyコラム
Weeklyコラム 誠意をもって商う
契約書の末尾に、「本契約に定めの無い事項は誠意をもって協議する」等とよく書いてある。一方で、ビジネスは駆け引き(極端な場合はだまし合い)によって成り立つ厳しい世界と言われる。いったい、ビジネスにおける「誠意をもって商う」とは、どのような状態を指しているのか。 続きを読む
Weeklyコラム 自分を売り込む
現代において「自分を売り込む」とは、就職活動が代表で、自分の全人格(職務能力を中心に)をアピールする数少ない機会かもしれない。多くの職場に共通する応募者の状況や職務能力としては、学歴・職歴・年齢・一般常識・容姿・健康・性格(長所や短所)等を指す。また、職場によって異なる特別の職務能力と言えば、公的資格・技術(技能)・特技・語学・交渉力・人脈等がある。 続きを読む
Weeklyコラム 経営指導者の役割
一般に、経営指導は経営者と波長が合わないと首尾よく長続きしないと言われる。波長が合うとは、経営者が指導者の話を真剣かつ素直に聞き、お互いに自己が主張する場合と譲る場合が歯車のようにかみ合って共感出来ることである。技術や経営知識の指導は、その能力に信頼がおければ満足するだろう。しかし、経営方針や長期ビジョン等は、その作り方を指導するような経営ノウハウでは遠からず飽きられてしまう。指導者は、経営者と同様に経営の悩みや夢等を穏やかにかつ素直に聞いてアドバイス出来る人間性の修養が必要である。 続きを読む
Weeklyコラム 客層の評価と向上策
小売店や飲食店等の客層とは、一般には各店を利用しているお客様の特性、つまり年齢層・性別・職業・所得・住居形態・生活スタイル等の特徴を分析することによる。ところが、客層と品揃えや価格帯のバランスに関して店格レベルの向上策を話題にすると、店主や店員から或る決まり文句を聞く。 続きを読む
Weeklyコラム 縁を大切にして商う
人生の大部分が人との縁によって決まるように、会社や商店の経営状況も人との縁がその首尾の良否を左右する。縁には人との縁の外、本との縁・場所との縁・物(商品)との縁等、無数にある。ここでは店舗とお客の縁づくりについて考えてみたい。 続きを読む
Weeklyコラム 社内会議の開き方
社内で何らかの会議を開く準備として、どんな点に留意すべきであろうか。会議の準備は、一般的に次の3点が重要と考える。 続きを読む
Weeklyコラム リピート客を増やす
小売店等の経営相談においては、経営者から「新規客をどのように増やしますか」という質問が定番である。一般に、現在の売上高に満足出来ないと、新規客の増加策を考える。アドバイスとして、現状の入店客数や購買率をじっくり聞いた後、新規客獲得よりも既存客の定着(リピート客とは、特定の商品を何度も購入する人、又は何度も来店する人のことを言う)を提案する。 続きを読む
Weeklyコラム 接客度合いのバランス
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」この代表的接客言葉を受けた時、どんな印象を持つだろうか。個人差があるが、店舗の業種・店格・店員の表情等によって印象が違うであろう。八百屋・肉屋・雑貨店等で、接客言葉を一々丁寧に言われたら違和感を持つかもしれない。 続きを読む
Weeklyコラム 仕事への自信と鍛錬
「仕事への自信はあらゆる鍛錬によって生まれる」と確信している。学問・スポーツ・健康維持・人格向上・勝負事等の勝利獲得の自信も鍛錬によって決まる。その自信の付け方は人によって区々であろう。努力する人が自然に仕事への自信を取得すると言う考えもあるが、鍛錬は自信の付け方を認識して取組むことが大事と思う。自信を付ける鍛錬の工夫は多いが、例えば次のような事柄を日々実行することである。 続きを読む