カテゴリー別アーカイブ: 人事労務

退職後の健康保険利用について 注意喚起が必要

社会保険と雇用保険の大きな相違点の1つが資格喪失日だ。雇用保険は退職日に資格を喪失するが、社会保険は退職日の翌日が資格喪失日だ。そのため、退職者が退職日の翌日も在職時の健康保険証が利用できると勘違いするケースがある。もちろん、退職日の翌日どころか、しばらく使用するなど、意図的な不正も多い。 続きを読む

協会けんぽの保険料率 全国平均で据置方

財政的に厳しいとされる全国健康保険協会(協会けんぽ)だが、2015年度の保険料率を全国平均で現行の10.0%に据え置くとする基本方針をまとめた。ただし、都道府県ごとの保険料率は見直しが検討される。

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親愛の情や気分次第 社内ではNG

セクハラ、パワハラについては、被害にあった側の主観に係る部分が多いのは事実だが、それでもトラブルとなった際には実際になにをしたかの客観的な事実が検証され、その行為が社会通念上どうかという点で判断されることになる。 続きを読む

パワハラ訴訟で 7200万円支払い判決

昨今、問題になりがちなパワハラ。やった側からすると正当な指導の範囲であるという主張がなされがちだが、この手のハラスメント問題はやられた側がどう受け取るかといった主観的な判断で問題化するかしないかが決まる傾向がある。もちろん、いざ訴訟等になれば、客観的な事実をどう評価するかが問われるわけだが、いずれにせよ問題となりがちな言動は避けた方がいいだろう。 続きを読む

12月OSS会員研修 労務トラブル防止のポイント

12月中旬配信予定のOSS会員研修は、人事労務に関するトラブルに関して、会計事務所が知っておくべきポイントを解説します。題して「会計事務所がアドバイスできる採用から退職までのトラブル防止実務ポイント」。講師は特定社会保険労務士の坂本忠氏。 続きを読む

Weeklyコラム 人材育成における素直な心

最近、幕末の志士として吉田松陰と並んで有名な橋本左内が書いた『啓発録』という本の一端を読む機会があった。橋本左内が15歳の時の著作だと言う。このような人物の共通点は、幼少時から毎日大人の指導を受けて、大学・論語・易経等の素読をしたり、剣術の稽古をしたり、言われたことを従順に実行している。この素直な心ほど人間の発展をもたらすものはない。 続きを読む

小企業の3割で従業員が不足 給与上昇の要因に―日本公庫

日本政策金融公庫総合研究所が7~9月に実施した小企業の雇用に関する調査結果によると、現在の従業員数が最近の営業状況に照らして「不足」と回答した企業の割合が30.3%と、前回調査(25年7~9月期)から3.2ポイント上昇した。業種別にみると、従業員の不足感は情報通信業が最も高く、次いで運有業、建設業の順。 続きを読む

安易な採用内定取消し注意 慎重さが必要に

銀座のクラブでのホステスのアルバイト経験を問題視、大手テレビ局が女子学生の採用内定を取り消した事案は訴訟に発展している。最高裁では、学生などの求職者が企業に労働契約の申込みを行い、それに対する採用内定通知はその申込みに対する承諾であり、求職者が提出する誓約書などに記載された採用内定取消し事由に基づく解約権を留保した労働契約が成立したものとしている。つまり、採用内定取消事由以外の事由での内定取消しは解雇と同様になるため、注意が必要だ。 続きを読む