コロナ禍の長期化や資源価格・原材料費の高騰もあり、多くの中小企業は経営的な困難から抜け出せていない。一方、最低賃金は近年、毎年3%台の大幅な引上げが続いており、企業の財務状況を圧迫する要因になっている。そのような状況にも関わらず、今年も秋に最低賃金が引き上げられるのは必至だろう。 続きを読む
カテゴリー別アーカイブ: 中小企業
商店街づくりのノウハウ集 地域の持続可能な発展に向け
中小企業庁は、商店街をはじめとする商業集積地における環境の変化を踏まえ、地域における持続可能な活動を進めるため、令和3年度外部人材活用・地域人材育成事業において実施された全国の先進的な取組を分析し、「地域の持続可能な発展に向けた商店街づくりのノウハウ集」としてまとめた。 続きを読む
3割の企業過去1年に値上げ 主要外食100社調査で
帝国データバンクは「主要外食100社の価格改定動向調査」結果を発表した。それによると、主要外食100社の3割に当たる29社が昨年4月から今年4月までの過去1年間に値上げしたことが判明した。 続きを読む
意匠権にCファンディング支援 特許庁が登録事例集
特許庁はこのほど、事例集「クラウドファインディングと意匠権」を発表、クラウドファンディングを活用した意匠登録の具体例を示し、更なる活用を呼び掛けている。活用事例は6件、概要は以下の通り。 続きを読む
Weeklyコラム 物価変動と商品価格
「日本では商い口といって、商人(あきんど)が〈儲けはなしだ〉とそらぞらしい誓文(せいもん)を唱えると、客はこれに気をゆるして、なんでも買い求めるのが世間のならわしである」(井原西鶴著『日本永代蔵』堀切実訳注、角川ソフィア文庫)。商売で利益を稼ぐ事は、いつの時代も難しい。 続きを読む
正社員とパートタイマー 埋まらない不合理な待遇差
平成30年7月に「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」が公布された。いわゆる「パートタイム労働法」が「短時間労働者及び有期雇用労働者の雇用管理の改善等に関する法律(いわゆる「パートタイム・有期雇用労働法」)」として令和2年4月1日に施行された。 続きを読む
支援機関の役割が重要 中小企業・小規模企業白書
中小企業庁は「令和3年度中小企業の動向」「令和4年度中小企業施策」(中小企業白書)と「令和3年度小規模企業の動向」「令和4年度小規模企業施策」(小規模企業白書)を公表した。 続きを読む
第三者に横領罪成立も―最高裁 所有権移転登記経由された場合
農地の売買契約が締結され、譲受人の委託に基づき第三者の名義を用いて農地法所定の許可が取得され、当該第三者に所有権移転登記が経由された。その場合、当該第三者が当該土地を不法に領得したとして横領罪が成立するかどうかが争われている控訴審で最高裁第二小法廷は原判決を破棄し、高裁に差し戻した。 続きを読む
Weeklyコラム やりがいがある副業
従業員に副業を認めるという企業が増えている。ここで副業とは、一般に勤務終業後の夜間や休日に、別の企業に勤務したり、自宅で何らかの事業を行ったりして収入を得る事である。意見は分かれるが、本業を持たない者が複数のアルバイトをしたり、家で内職をしたりする行為は副業ではない。 続きを読む
アフターコロナ見据え雇用政策 厚生労働省の研究会が検討開始
コロナウイルス感染症拡大の影響から、多くの企業がなかなか抜け出せていない。そのような状況下、様々な経済構造の変化等の下で生じている雇用問題に関し、効果的な雇用政策の実施に資するよう、学識経験者を参集し、現状の分析を行うとともに雇用政策のあり方を検討する研究会による検討が開始されている。 続きを読む